第3話 目覚めると
4月19日:【変更点】
主人公アリュール一人称「僕」→「私」へ変更致しました。
また、第1話の1部内容の変更があります。大まかな流れは変わっておりません。
●衝動的に小説を作成している為、急に変更する事がありますが、ご了承ください。すみません。
「ん……ここは?」
まるで冬眠でもしていたかのように全身の筋肉が悲鳴という名の筋肉痛を訴えていた。が、そんな事よりもベッドにしては中々に趣味が悪い所だなって思えるくらいかたかった。
つか、地面に転がされてたんかい!それに、手錠に首輪に足輪……。
あーーーーー。
……………………
コレ、完全に異世界定番のアレよね。
奴隷、よね。
「マジかよ…」
寝起きの状態とはいえこの現実に対して顔が引き攣っちまったよ。
数秒衝撃的過ぎる現実に頭を抱えていると、視界の右側に何かが動いた。
「ん?」
視線を右へずらすと、今世の双子のお兄ちゃんが寝心地悪そうに寝ていらした。
「ゥゥ……」
「キリュ…。分かるよ!せめて藁の上でいいから転がしとけよ!って思うよね!…いやでも、藁だとチクチクして寝るどころじゃないのか?」
「んー……ありゅ…?おはよう」
「おー!おはよう。キリュ体はどう?」
流石の体力オバケで私とは人体構成からしてバグってるキリュールでも寝心地というのは、相当悪かったようで目が覚めた。半分、寝ぼけているけど。
「ん。大丈夫みたいだ……。あ!アリュ!寝る前のこと覚えてるか!」
話してるうちに頭が覚醒したキリュが、物凄い気迫で問い詰めてきた。
にしても、寝る前?
「えっと。確か、2人で世界樹行って、突然里から爆発音が聞こえて向かったら里が魔物に襲われて、皆死んじゃってて…。それから、……あれ?どうしたんだっけ?」
「お前その後のこと覚えていないのか?」
「ん〜。うん。まったく」
いやホント真面目に。具体的に何があったのかは覚えていないけど、身体が熱かった事とキリュが助けてくれた事はなんとなく覚えてるんだよね。
「って過去のことは後でよくて。キリュ!今後について考えないと!」
そう。奴隷落ちしている現状から導き出される今後のルートはもはやだいたい予想が着く。それも、最悪な未来が。
この世界がどうかは不明だけど、異世界ファンタジー的には、女エルフの奴隷は価値が高い。価値が高い理由はまぁ、主に風俗的な意味合いが強いんだろうなぁって簡単に想像つくけどね。
って事を考えると、男とはいえ、少年のハイエルフそれも、双子となると希少性が高いという事で色んな意味で跳ね上がるんだろうな。で、バカ高い価値を付けられた私たちを買った奴は大抵がろくでもないクソ野郎だろうね。
はぁ。
それが、嫌なら脱走だけど……。
正直、2人だけだと勝率が絶望的だろうね。せめて、あと2、3人私たちと同じくらいの希少な存在が欲しいね。
まぁ、そんな都合のいい存在が立て続けに現れるわけないんだから、他の方法でも模索してみようじゃないの。キリュールよりもまだ頭脳が使える私が頑張らないとね!
……まぁ、全エルフ(同世代)では上の中あたりだけど、全エルフの中では下の中程度。
「アリュ、もしかして俺たち奴隷落ちってヤツになったのか?」
「もしかしなくてもそうだよ」
「そうだよな。はぁ…。ついてねぇな俺たち」
「うん。……キリュ、脱走はもう少し様子みてからにしよう」
「…了解アリュの言う通りにするよ」
私たちはお互いの目を合わせて頷きあった。
そして、他に奴隷が来るまで2人仲良く座って待つ事にした。
にしても、座布団が欲しいよぉ!!!おしりが痛い!
最後まで読んで下さりありがとうございます!
リアルの仕事が忙しくて




