■ アルゴスと八つの目
オキュロイ・ワールド。そこは「目」に特化した世界であった。住人も一つ目から三つ目、果ては五つ目まで、様々な種族が共存している。
だが異変は突如起こった。二つ目族が、未知の兵器を使って世界を席巻したのである。オキュロイ・ワールドの種族は、二つ目族を覗いては、何らかの特殊能力を持っていた。それに対して二つ目族は繁殖力を生かして数の力で圧倒し、それぞれの種族が均衡を保っていたのである。
しかし二つ目族が特殊兵器を持ったおかげで、世界のバランスは崩れ、彼らが圧倒的優位な立場となった。他の種族は急遽会議を設けるが、良い案はこれと言って出ない。
そんな時、考古学者が言った。
「策はある。100の目を持つとされる伝説の勇者”アルゴス”を探し出すのだ」
だが皆は嘲笑した。アルゴスは言葉通り伝説の存在で、本当にいるとは思えなかったからだ。しかし考古学者は、とある遺跡から、アルゴス実在の証拠となるものを発掘していた。
それを目の当たりにした会議のメンバーは考えを改め、アルゴス探索の命を一つ目族、三つ目族、四つ目族の精鋭三人に託し、英雄を探し出すまでの時間稼ぎに全力を傾ける事を決議した。
二つ目族は、何故未知の兵器を手に入れられたのか。アルゴスの存在は本当なのか。また突拍子もない話に乗った会議の真の目的とは……。正に”目”の離せない大スペクタル・ファンタジー開幕!(…なんか書いてて恥ずかしい…)。




