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■ ジリウォム
人間の女性から改造された戦闘生物。男に裏切られ復讐しようとするが、彼は悪の組織の幹部で返り討ちに合ってしまう。
瀕死の彼女を助けた科学者は、やはり組織に恨みを持つ者で、彼女を姿こそ醜悪だが脅威の戦闘能力を持つクリーチャーへと改造した。
だが悪の組織との戦いが続く中、彼女は記憶の中に整合性のない部分がある事に気が付いていく。
実はジリウォムは、純粋に無から作られた戦闘生物で素体はない。彼女の記憶の多くは、科学者の娘の記憶を元に作られた偽物であった。
悪の組織の男に裏切られ、返り討ちに合って死亡したのは科学者の娘であり、彼は復讐のため、ジリウォムを作ったのだった。
しかし高い戦闘能力を発揮するには知性も必要だ。一方、知性を持てば自らの存在意義にも思いを巡らせる。
これまでの実験では、そのせいで自我の崩壊を招いた失敗作が続出しており、即席の記憶を埋め込んだ実験体もやはり同じ道を歩んでいた。そこでジリウォムには、リアリティのある記憶を埋め込んだのである。
秘密を知った彼女は、おのれの出自に絶望し、博士を殺して逃亡する。だがそれすらも壮大な実験の一環であった事を、彼女はまだ知らない。
今ここに、身の毛もよだつクリーチャーバトル開幕!(するかも知れない)。




