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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
81/123

2-28 魔族を倒した後処理


俺と真美子はレストランで夕食をしていた。


真美子は途中で魔法通信機を使い愛美さんに連絡した。

残してきたみんなが心配だったらしい。


真美子の話だと、一緒に戦った男子3人は病院で入院。アンさんとミミさんも病院で入院ということだ。


真美子は安心した顔をした。


後日2人で見舞いに行く事にした。




次の日、真美子に愛美さんから連絡があった。

愛美さんは、昨日のことが聞きたいそうなので、俺と真美子は愛美さんの家に向かった。


以前も来たが、愛美さんの屋敷は豪邸ではメイドや執事が迎えてくれた。


そして、俺と真美子は応接室に入った。


そこには、愛美さんがドレスを着て待っていた。


「お呼び立てして、申し訳ありません。」

「いえ、お構いなく。それでお話は?」

「はい。実は・・・・」


と愛美さんが話し始めた。内容は以下の通り。


①結局魔族を倒したのは誰かという事が、国で問題になっている。愛美さんは男子3人に口止めをしてれたけど、ばれるのは時間の問題。

②国にテツ様と真美子さんが魔族を倒したことが判明すると、愛美さんと同じ、国お抱えの勇者扱いになる。

③国でお抱えになった場合、テツさんのレベルは分からないけど、余りにも強いので、もし高レベル過ぎてしまうと中央国家から引き抜きが行われる。


と言う事だった。


「それは不味いな。愛美さんいいアイデアは無いか?」

「そうよ。中央国家ってダメよ。愛美さん。」

「ええ、とりあえず中央国家の件は分からないですけど、この国のお抱えは避けられないと思いますわ。テツ様と真美子さん。」


愛美さんは”テツ様”って言ってる。結構いいなその呼び方。


それはいいとして、この国のお抱えだと不味いな。他の国に移るしかないが、真美子はどうなんだろう。


「真美子はどうしたい?」

「え?私は、国にお抱えになるのは嫌よ。だって、この国ではいいことなかったもの。国を守る気はないわ。」


そこに、愛美さんが割って話してきた。


「真美子さん、国にお抱えになれば、わたくしのように良い暮らしができますよ。それにテツ様もあのような宿屋では可哀そうですわ。」

「確かにこの屋敷の様なところで生活すればいい暮らしができるけど、テツさんには事情があって、無理なのよ。」


俺の事情か、もしかすると真美子に苦労させてるんじゃないだろうか?


「真美子は、俺がOKならお屋敷の暮らしは賛成なのか?」

「ええ、まあそうだけど。」


そうだよな。宿屋暮らしじゃな。


「それなら真美子さんとテツ様、わたくしと同じく国のお抱えになりましょうよ。そうすれば、わたくしもテツ様と会える機会が増えますし。」

「そうか、それじゃ、真美子がすべて魔族を倒したことにして、真美子のみ国のお抱えになろう。そうすればいい暮らし出来るからな。」

「え?テツ様が、一番強い魔族を倒したのですから、テツさんも一緒に。」

「いや、俺はいい。それに本当に真美子が4体も倒したじゃないか。凄いことだよ。」

「それじゃ私が国のお抱えになって屋敷をもらい。その屋敷でテツさんと結婚生活ね。」

「え、そうなのですかテツ様。」


いや待てよ、それだと俺は真美子に溺れてしまう。尻に敷かれてこの世界に定住コースだ。

やっぱり、マイラに会いたい。本当に幸せに暮らしているか確認だけでもしたい。俺の初めての妻だったからな。

実際にはもう、真美子が1番だけど。


「いや違います。真美子、どうしてそうなる。」

「えー、違うの?」


俺は真美子の近くに寄って来て小声で話した。


「俺は、そんな幸せそうな生活をこの世界でするわけにはいかない。」

「なんでよ。私とじゃ気に入らないの?」

「そんなことしたら、俺は真美子に溺れて、この世界に定住してしまうじゃないか。」


真美子は俺をじっと見つめた。

やっぱり不服だよな。でも最初の約束だし。


「あのテツ様、小声で何を話していますの?」

「あ、いや、愛美さん。何でもないよ。」

「愛美さんやっぱり私も国のお抱えはお断りします。」


あれ、反対するかと思ったが、


「いいのか真美子?」

「そうですわ、先ほどは国のお抱えになると言ってらしたのに。」

「ええ、やっぱり、テツさんとこの国を出るわ。だって、私は魔王を倒す旅に出る女勇者よ。」

「え、そんなこの国を出るまでしなくても、よろしいのでは?」

「この国に残ると、どうしても国からの呼び出しとかあるのではないのですか?」

「そうね、わかったわ。真美子さん。」


これで、国にお抱えは無くなったな。

しかし、真美子、ありがとう。愛してる。


「そうなると、今回魔族を倒したのは誰かという事が問題よね。」

「それは、わたくしの方から国に伝えて誤魔化してみるわ。」

「ありがとう。愛美さん。」

「ところでテツ様。誰にも言わないのでレベルを教えて下さいませんか?」

「私も知りたい。」


まあ、認識阻害の指輪付けてるから誰にもわからないからな。


「ああ、今はまだLV2623だ。」

「まっ!」「うわ!」


驚くなよ、真美子は大体知ってるだろ。



数日が立ち、結局あの時、魔族の仲間割れが起こり、その仲間割れで傷つき弱った魔族を、男子3人が倒したことになった。

男子3人には、手柄を譲る代わりに黙っていてもらった。


そして、俺と真美子はお見舞いで、アンとミミの病室に入った。

アンとミミは2人部屋だった。


病室に入るとアンとミミは、包帯でグルグル巻きだった。


魔族の収束砲を受けたと聞いていたんだがこりゃ酷いな。


「お邪魔します。」

「はい。あ、テツさんと真美子じゃねえか?お見舞いに来てくれたのか?」

「テツさんにゃ、よく来てくれたにゃ。」

「ええ、あの時助けられなくてごめんなさい。」

「仕方ないにゃ。」「ああ、あれだけの強さの魔族だったから仕方がないさ。」

「そう言ってもらえると助かります。」

「でも、魔族が仲間割れで、ケガして弱ったところを止めを刺した、とか聞いたけどアタイ信じられないぜ。」

「そうだにゃ。あの魔族はLV1226だったにゃ、仲間割れでもケガする魔族じゃ無いにゃ。」

「でも、そうなんだから。」

「なんか嘘くさいにゃ。」「そうだぜ。テツさんがやっつけたんじゃないの。」


ま、そんなことより、2人の傷を治したい。女性がこれじゃ可哀そうだ。


「真美子、この2人の傷はどのくらい治るのにかかるんだ?」


真美子はアンさんとミミさんに聞いた。


「えっと、アンさんミミさんどれくらいですか?」

「全治1か月だにゃん」

「そうそう、ここの回復魔導士がいやらしいから、入院と愛美さんの回復魔法で治療しているんだ。」

「それじゃ魔腐闘気の影響じゃないのね。」

「そうにゃ。」「ああそうだよ。」


回復魔法を使っているのにその有様なのか?


「それにしても、2人とも治りが悪いんじゃない?」

「そうなのにゃ。どうもあの魔法には何か呪いも混ざっていたのにゃ。」

「ああ、ふつうなら愛美さんの回復魔法でもっと治るんだけど呪いがな。」


呪いか。


「俺が、そのケガを見てもいいか?」


と、一応女性の体を触るから、俺は真美子に断りを入れた。


「ええ、アンさんミミさんテツさんに見てもらう?」

「それは是非ともにゃ。」

「え、テツさんが見てくれるのか?是非お願いしたい。」


よし、真美子から許可が出たな。


「さ、ミミさんから見るよ。」

「はいにゃテツさん。」


俺は、ミミさんに手をのばし。顔の包帯を取っていった。


「にゃぁん。」


と甘い声を出すミミさん。

う、かわええ!


「あれ?テツさん、回復魔法は別に外からエイ!ってやればいいんじゃないの?」

「いや、真美子、呪いがあるから、少し触ってみないと駄目だ。」

「そ、そうなの。」


あれ?真美子は触らなくても治療可能だと思っていたのか?

でももう、遅い。


俺はミミさんの顔を触る。


「にゃぁっ」


俺は最上級回復魔法を数回掛けたが、ミミさんの火傷後は少しか良くならない。

解析すると、呪いがケガにしみこんでいる。


呪いを移してみるか。


「真美子、お見舞いのそのリンゴみたいな果実を取ってくれ。」

「はい。」


俺は、果実をミミさんに押し付けながら優しく手でミミさんの顔を撫でる。


「あ果物、冷たいにゃ。」


リンゴに呪いの文字が移される。呪いの無くなった箇所へオレは最上級回復魔法をかける。


「にゃにゃ、痛みがひいてくにゃ。」


ミミさんの顔のケガが治っていった。


「ふうう。」


俺は疲れて、ため息をついた。


「すげえ、テツさんアタイにもやってよ。」

「ちょっとまって。」

「なんだい、真美子。アタイのは治せないっていうのか?」

「いえ、そうじゃなくて、この治療法は内緒にしてくれませんか?特にテツさんが治したなんて言わないで。」

「ああ、そう言う事か。それは黙ってるよ。あんな治療法見たことないもんな。」


え?そ、そうだよな。つい2人が可哀そうなんでやっちゃったよ。


「え?あ、そうか。でも真美子、アンさん、この治療方法ってこの世界に全くないのか?似た方法とか?」

「私の知る限りじゃないね。」

「そう、ないわよ。テツさん。気を付けないと目立つわよ。」

「そ、そうだよな。ちょっと、女の子が顔にケガしてたもんで、つい夢中になってしまったな。」

「それじゃ、テツさん、アタイにもお願いだよ。」


俺はアンさんの顔も同様に治療した。


当然、呪いを移した果実は廃棄した。これを食べたら呪いが移るな、毒リンゴだよ。


「テツにゃん。体も治療できにゃいか?」

「出来るけど、果実と時間が必要だし、その場合は全身俺が触ることになる。」

「大歓迎にゃ。」

「アタイもやってほしいい。」


アンさんもミミさんも上目遣いで俺を見てくる。真美子がいなかったら即OKだよ。


「ちょっと待ってよ。呪い解除なら、もしかして回復魔導士が出来るんじゃなくて?」

「ああ、アタイが、あの時一緒に行った女兵隊に聞いたんだけど、回復魔導士にべたべた触られた挙句、解呪に時間がかかるって言われ、まだ治ってないってよ。」

「そうにゃ。これは治療にゃ。真美子はやきもちやくにゃら、見なければいいにゃ。」


真美子はご機嫌斜めの顔で少し考えてから言った。


「そうだ、テツさんがその解呪を手伝うのはどう?」

「真美子、それこそ国に目立つんじゃないか?」

「そ、そうね。」

「テツさん、お金でもアタイの体でもなんでも用意するから、治療してくれよ。こんな体じゃみっともなくて嫌だよ。」


体だと!別にタダで治してあげるけど、その報酬すごい魅力的!でも真美子がいるから無理。


「そうだにゃ。わたしもお金と体を用意するにゃ。治してほしいにゃ。これじゃお嫁に行けないにゃ。」


ああ、そうだなお嫁に行けないもんな。タダで治してあげるよ。2人とも。


ま、エッチな事は、真美子にしてもらうから。


でも、タダじゃ後でまた、恩に着て何か言いだすからな。


「わかった2人とも。俺と真美子は国を出るのでその資金を少し頂く、それが治療費だ。」

「ありがとう。」「ありがとにゃん。」



というわけで、次の日、果実をたくさん用意して俺は真美子の前で、アンとミミの体を治療した。

ちょっと、悪戯の見えない魔力の手も使って治療したよ。

だって、真美子にいつも使ってるのに、今回、2人が反応ないと逆に真美子に怪しまれるじゃないか。


その晩、真美子も治療して欲しいようなことを言っていたので、前回治した魔腐闘気の傷の経過を見ると言って治療した。




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