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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
62/123

2-9 魔虫の巣

今日はお金を稼ぐため、町の一番近くのダンジョンに向かった。


このダンジョンは、近くと言っても、徒歩で5日かかる場所にある。

俺は真美子をおんぶして、飛行魔法で飛んでいくことにした。


真美子は、お姫様抱っこがいいとか言ったんだけど、俺の精力はもう66/99、真美子の顔が近いとそのまま襲っちゃうから拒否したんだ。


だって、ロマンティックに口説かないと駄目なんだろ。


そして、真美子をおんぶした。


少しは胸の感触を期待したんだが、俺のライトアーマーと真美子の胸当てのせいで全然わからん。


硬い背中の感触を感じながら、ダンジョンに着いた。




このダンジョンは、誰が呼んだか”魔虫の巣”という。


昆虫コレクターだった魔術師が作ったダンジョンで、正式名称がなく、こう呼ばれることになった。


ここの虫の魔物が高値で売れるらしい。

特に”タマタマ虹色大玉虫”の甲羅がアクセサリーや工芸品に使われる素材だ。

学費を稼がなきゃね。


「真美子それじゃダンジョンに入るよ。」

「はい。テツさん。」


俺と真美子は、”魔虫の巣”ダンジョンに入っていった。


ちなみに真美子のレベルと装備は、


山根 真美子 LV151

       勇者 

       HP***/***  MP***/***     

       装備:勇者の腕輪、アンチマジックの胸当て、ライトアーマー、鋼の剣

       魔法:ライト、アイス、点火、ウインド

       特殊:光の剣 

       その他:真偽眼、絶対貞操帯 

       アイテム:不明


俺はは、ライトアーマーと鋼の剣。


真美子は鑑定能力無いので、俺が索敵魔法とかを使わなくてはならない。


・・・・・・・・


俺は”ライト”を唱えて明かりを作った。

真美子も”ライト”使えるみたいだが、とりあえず、一つで進んでみた。


中は洞窟のように湿っていて、空気が重い。

ライトに照らされ、無数の歪な影が出来る。

奥で水音が響く。

懐かしい、リアルダンジョンだな。


入って暫らくした頃、魔物が2匹現れた。

バッタの大きな魔物だ。


俺は一歩前に出る。


「ハタバタ大バッタLV43だ!真美子、右を頼む。」

「はい。テツさん。」


俺は左のハタバタ大バッタを剣で瞬殺した。


そして、真美子の方を見る。


真美子は右のハタバタ大バッタに剣で切りつける。


シュン!

ぶううしゅー!


ハタバタ大バッタの胴体に切れ目が入り、紫いろの体液が飛び出す。


ぶぎゅー!


と変な音を立てながら、ハタバタ大バッタはもがく。

ばたばたもがいているので、真美子は近づきにくいみたいだ。

それが収まった頃、真美子はハタバタ大バッタに近づき追い打ちをした。

剣を数回突きさしていた。


ズス!ズス!ズス!

ぐぐぐぐっ!


とハタバタ大バッタは痙攣をおこしながら息絶えた。


真美子はハタバタ大バッタを倒した後、俺を見て言った。


「テツさん、早く終わったのなら、手伝ってくれたっていいじゃない。」

「いやぁ、それじゃ真美子のレベルアップにならないだろ。」

「・・・・まあそうなのだけど。」


そうそう、俺が全部倒しちゃうと、真美子のレベルアップにならないからね。


「それじゃ、素材取って次に行こう。」

「はい。」


俺と真美子は、ハタバタ大バッタの羽根と後ろ脚の健を取りリュックにしまった。


そして、ダンジョン内を2人は進む。


・・・・・・


暫らくバッタみたいな魔物を狩っていった。


”ハタバタ大バッタの他に、”ギリギリ大キリギリス”や、”ぼったん大カマドウマ”もいた。


全て、大した素材が取れないので、途中から素材は取らずに捨ててしまった。


・・・・・・・


1層下に降りるごとに魔物種類が変わっていく。現在の階の魔物のレベルはLV100前後だ。


俺と真美子は、魔物を倒しながら更に下の階へと進んでいった。


・・・・・・・


俺は、いも芋糸大虫を倒し終わった後、


一息ついた、そして、尿意を感じたので真美子に言った。


「真美子、ちょっとトイレするから見張ってて。」


と言い、俺は真美子の直ぐ側で用を足し始めた。


「はい。テツさん。」


と真美子は周りを警戒した。


シャー!


俺は、尿を出しながら失敗したかなと思った。

真美子って女性のパーティだけだったよな。


俺は、マイラとダンジョンとか行ったから当たり前だと思っていたが、よく考えると真美子こういうのダメなんじゃないか?


でも、慣れてもらわなくちゃな。いいや、気にしない。


俺が用を足した後、真美子が話しかけてきた。


「私も、ト、トイレ。」


お、恥じらいはあるが、ダンジョン内でのトイレ大丈夫じゃないか。


「じゃあ後ろ向いてるよ。」


と俺はうしろを向いて周りを警戒し始めた。


そう言えば、マイラもこうやって用を足してたっけ、あの時はちょっと興奮したな。


お、音がする。


これ、振り向いたらまたエッチとか遠のくんだろうな。


・・・・・・・・・


そして、俺と真美子は、魔物を倒しながら更に下の階へと進んでいった。

俺は、魔物のレベルに疑問を感じた。


「真美子、このダンジョンってまだ、中層なのに魔物のレベル高くないかな?もうLV150前後だよ。」

「いいえ、テツさん、私の知識だと、中層ならLV150前後で合ってると思うわ。」

「そうか、この世界のダンジョンって魔物のレベル高いんだな。」

「そうかしら?だって魔族から比べるとLV150って4分の1よ。」

「へえ、そうするとその魔族ってLV600だから、魔将軍クラスかな?」

「いいえ、2カ月前に城に攻めてきた下級魔族がLV580よ。」


え?下級魔族がLV580だと!


「そんな馬鹿な!LV580が下級だって!LV999が上限なのにおかしいじゃないか?」

「?上限はLV9999よ。」

「な!」


そんな、この世界は、レベルが一桁違うのか!

それじゃ、俺TUEEEが出来ないじゃないか!

まずい、俺もレベルアップしないと。


「テツさんのレベルってどれくらいなの?」

「・・・・LV954だ。まさかこの世界がレベル上限LV9999だったなんて。」

「でも凄いじゃない。そのレベルなら中級魔族の弱い相手なら十分戦える強さよ。まさかテツさんがそんなに強いとは思ってなかったわ。」


凄いとか言われても、俺、前の世界じゃ大魔王と戦ったんだぞ。くそ。


「中級魔族の弱いのかよ。」

「そうよ。だって、私の知っている人間でLV400超えてる方は、この国では見たことないわよ。」


そうか、レベルの上限は高いけど、一般人からすると、俺はレベル高い方なんだ。でもな。


「・・・・・」

「テツさん!とにかくお金稼ぎましょう。」

「ああ、そうだな。」


とその日は、数回下の階まで行ったあと、魔物のレベルが真美子のレベルを超えたので、安全策で帰ることにした。


そして、素材もいっぱいになったので、俺はダンジョンの中層の隅に転移ゲート魔法陣を設置しその周りにアイテムで結界を作った。

その後、転移で町まで帰った。


冒険ギルドで今日の素材を売った、あの美人の職員が対応してくれた。凄い目の保養になる。しかし、真美子が俺を睨んでいたのでやめたよ。


羽根とか腱とか、地味な色の甲羅とかだったので、今日の稼ぎは、銀貨5枚だった。



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