面影
「聞きました?花壇の花が全て枯れていたんですって。」
「それは本当?私、あの花壇にあるお花、好きだったんですのよ。」
「私もですわ。」
「誰がこんなことを、、」
「きっとレイ侯爵令嬢だわ。闇属性を持って気がおかしくなったのよ。ユキさんが特に被害に遭われているし、、」
「しっ、誰かに聞かれてはいけないわ。」
「良いじゃない。もし聞かれても、皆そう思っているのだから気にしないわ。」
「それもそうね。」
「、、、おや。」
「ぇ、、」
「で、、殿下、、」
「アリアの陰口?感心しないね、そんな根も葉もないことを話していて君たちは楽しいのかい?」
「ぇ、、ぁ、、」
「アリアは君たちよりも優れている令嬢だが、、その陰口はイオラン公爵令嬢への心配じゃなくただの嫉妬心からきているものではないのかい?」
「っ、、きゅ、急用を思い出しましたわ!では皇子殿下、ごきげんよう!」
「失礼します!」
「はぁ、、」
「あっ、ルナシスじゃん。」
「レオシア、、」
「どうしたの、そんな暗い顔して。、、、ふっ、大丈夫!アリアを悪くいうやつ全員ぶっ潰してやるから!、、アリアは僕が絶対に守ってみせる!」
「いや、別にそこについて心配しているんじゃない。あと、アリアを守るのは別に、、レオシアじゃ、、」
「ん?なに?最後の方聞こえなかった!」
「いや、なんでもないよ。そういえばそのアリアは?1年生ももう授業は終わっているだろう?」
「あぁ、、最近ね、図書館にいるらしいよ。ほら、、静かだから。」
「っ、、そうか。」
「え、行くの?!アリア、読書を邪魔されるの嫌がると思うけど、、」
「ほぅ、嫌がるのか。それは楽しみだ。」
「えっ、ちょ、ルナシスーっ!!!」
最近、前よりも息苦しくなった。
そして、特にユキといるときに。
最近の不可解な事件の犯人は勿論私ではないけれど、、
だからこそ、やはり不思議に思う。
この学校で闇属性を持つ人は私とルークアン殿下と担任のアリヤス・ニュープトン先生だけ。
学校内を歩いていても、他の「闇属性」を感じることはないから、おそらくこの3人だけだろう。
しかし、どの人物も一連の事件の犯人とは思えないし、そんなことをするメリットもない。
でも、実際リムス男爵子息は亡くなっている。
理由も目的も分からないとなると、、予想できるのはランダムに選ばれたから、ということだけ。
犯人の近くにたまたまいたから殺されてしまったということもなくはないだろう。
でも、そんなことで殺したのだとしたら、、その犯人はどんな人物なのだろう。




