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皇后様

「ごきげんようルナシス様。この前の手紙はどうも。」


勿論ニコニコ顔よ、怖い顔なんてするはずないじゃない。


「喜んでくれて何よりだよ。」


何がよ!!!


「第一皇子殿下の御成です。」


「さぁ、どうぞ?アリアーテ。」


「、、、」


そっと、ルナシス様の手を取る。


側から見れば、きっと、、綺麗、なんだろうな。




「美しいわ、、」


「あのお二人、とてもお似合いね。」


「ちょ、二人とも何を言ってるの!私たちはユキさんを応援するって言ったじゃない!」


「そうだったわ、、」


「そうですわね、ユキさんと殿下の恋の応援は私たちで!」




え、あの子、ルナシス様のこと、好きなの、、、?


なんか、、嫌だな、、


、、、あぁ、そっか。


また、取られると思ったんだ。


でも、今思ってみると、私も私だよね。


あの頃、、前世、別に私と新島くんは付き合ってるわけじゃなかった。


悠紀のことは苦手だったけれど、私がとやかく言う権利はないのかもしれない。


今世だって、別に私とルナシス様は付き合ってるわけでも婚約者でもないのだから、、良いんだ。


ちょっと、意地悪だとかそういうの関係なしに、少し私たちが仲が良いから、友人を取られたくないと思って、、


そうだ、思い出した。


私とルナシス様が初めて会った日、、私たちは、「友達」になったんだ。




「皇帝陛下、皇后陛下にご挨拶申し上げます。アリアーテ・レイでございます。」


ドレスの裾を少し持ち上げ、礼をする。


「面を上げよ、」


「ありがとうございます。」


「そう堅苦しくするな。アリアーテ、君と会ったのはこれが最初ではなかろうに。」


「ですが、、ここは公の場ですし、」


「よく出来た令嬢だ。君もそう思うだろう、セーラ。」


「えぇそうですわね陛下。でも先程陛下が仰った通り、少し堅苦しい気がしますわ。私は、ユキの挨拶の方が好みですわ。」


「そうかそうか、」


、、、もう皇后陛下までユキを気に入っているのね。




セレノラ・リベリオ皇后陛下。


何故か分からないけれど小さい頃から私を嫌っている。


それはルナシス様も一緒で、皇后陛下の愛は第二皇子殿下のセラウェイ・リベリオ様への一点張りだ。


しかし皇帝陛下は打って変わって私やルナシス様を気に入って下さっている。


いや、元々皇帝陛下は人によって態度を変えたりするような方じゃないけれど、伝わってくるのだ。


私が聞くには、皇后陛下がルナシス様を嫌う理由は、ルナシス様がなんでもできてしまって可愛げがないかららしい。


、、、確かに、そうかも。


ルナシス様の弱点も、不得意なことも、あるのかなって疑問を抱くほど、、というか、ないのかもしれない。

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