表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
信長公姫  作者: yuzu
14/61

 戦術 2

 殿、柴田殿がお見えです。


 家臣からの柴田勝家の来訪が告げられる、まぁ言いたいことはわかるけどね~


 面会の許可をするまでもなく、陣幕の後ろより赤鬼のごとき柴田勝家が駆け込んできた。


 「信長殿!敵の総数は3000と我がほうの約倍だというではないか!こんないくさ勝てるわけ無いわ!撤退じゃ撤退!」


 どっしりと構える信長に我も我もと柴田に同意する主に信行家臣達、城での軍議のあと部隊の合流する場所はすでに仲たがいの様子が見て取れていた。もともと、信行家臣は信秀爺の実戦部隊が多い、これまでも述べたが跡継ぎをまかした信長に対し、心もとない信行を手元に置いた信秀爺のせいである。


 (だが、ふふん、相手がそう言ってくるのはわかっていることこちらも対策は十分にとってある!)

 

 そう、あれは軍議の前日、敵対とまではいかないが味方でもない信光叔父の来訪によって。


 織田家は酒好きである!大好きである!酒と戦が織田家である!(信秀 談)


 私も含め織田家の一族は酒が好きだ(私は前世の話だよ、今じゃないよ、だってまだ6歳だし~ほんとだよ!)


 で、清酒である、ちょっと作ってみた、ちょっとだけ作ってみた、そしたら母に奪われた・・・


 奪われたと泣いていると呼ばれて、飲ませてくれないのに大量に作らされた・・・


 作ってしまったのならしょうがない、活用しよう!というわけで協力してくれそうな人達に贈ったなかで釣れた大物が信光叔父なわけです。この時代、好きなものに糸目はつけない大名が多い、ちょっと先の時代の例だと茶碗1個が100万石と同等とかね、で、清酒飲み放題の代わりに信長への協力で手をうった!、うってくれた!マジ?


  で、軍議前日より来訪しお酒を飲みつつ打合せ、周りの状況や明日の軍議について、戦闘開始前の信行派の行動予測等打合せておいた、簡単に言えばこれから信行派に対する芝居の練習だね!でも信光叔父もここまで協力してくれるとは、お酒の味と、お市ちゃんの酌とどっちが効いたのかな~でも、お市ちゃんお酒を注ぎながら自分もちゃっかり飲んでいたのを私は知っている!いいな・・・・


「信長殿、ここはこの信光に先陣を賜りたい!、約束した兵数も出さず、出した兵は臆病者ぞろいの信行勢など頼む必要なし!」


 柴田さんの顔がますます真っ赤に


 「まぁまぁ信光殿、信行もせっかく揃えてくれた援軍です一緒に勝利を掴みましょうぞ!」


 「とはいっても信長殿、信光殿、我が軍勢は敵の約半数ここは城にこもるのが上策だと思われますが?」


 「柴田殿、敵は我がほうの倍と言われるがそれはどこの時点でだ?」


 信長は信光に視線を送りながら柴田に質問する。

  

  「敵は南に1000、西に1000、北に1000いると言われたのは信長殿でしょう?なにをいまさら言われるのか?敵の総数は3000今の時点です!」


  「そうだ、敵は南に1000、西に1000、北に1000いる、対して我がほうは1500である」


   「だからそう言っているではないか!」怒る柴田


   「であるからして」一呼吸置く信長


   「わが1500の軍勢は全軍をもって敵の南の部隊と戦う!1000対1500負けるはずが無い!、その後一部部隊を残し、敵の西の坂井勢、北の信友と一線を交える!1000対1500の3連戦じゃそれでも負けると申すか!」


    驚く柴田、戦いの中に戦術をというものを取り入れた考えに思考が停止している。


    対してうなずいている信光は満足そうだ。


    (・・・違うよ、まず西と戦ってから北行って南だよ!南倒したあと部隊残してどうする!、西を倒して南と北の連絡と合流を遮断する部隊とあれほど言ったのに・・)


    発言に満足そうな信長と目が光る姫のその後は語るまでも無い・・・・


 



 


 





 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ