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晴天の霹靂4
厨房から応接間に移動する
有美が口を開くのを待つ
「ご…御主人様は私を捨てるのでしょうか?」
バチン 俺は咄嗟に有美に平手打ちをしてしまった
声を挙げて泣き出す有美
俺は信じられない顔をして自分の手を見る
もう何年も有美は俺を店長と呼んでいた
御主人様と呼ぶのを俺が嫌っていたのもあるだろう
奴隷というものを嫌がってた俺を理解してくれてる
お前は奴隷じゃない
家族だ
口に出して言わなかった
感じてくれてると思ってた
でも そうじゃなく ずっと有美は自分を奴隷だと思ってたのか
数年間育んでいった想いは幻想だったのか
泣けてきた
無言で部屋を出た
親父の家に行き
親父に店の鍵を渡し
家に帰った




