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ホットケーキ&ソーダ水

住み分けでもしてるかのように

現実世界の客が居る時には

第2(ファンタジー)界からの客は来なかった

まだ一日目だから

ずっとそうなのかはわからないけれど

閉店前

21時50分にまた第2扉が開いたのである

しかし客の姿が見えない

「いらっしゃいませ」

タマコさんは来客してる事を認識してるようだ

俺にはもう疑問を理解するのが困難になっているので

今度の客は透明人間かなにかだろうと

そう考える事にしよう

だが それは正解ではなかった

認識出来なかったのではなく

お客は小さすぎたのである


お客様は「小人(コロボックル)」だった

小指サイズのお客様が来店した

人数的に10名である

注文を聴く

「ホットケーキの蜂蜜掛けとソーダ水ですね」

なんとなく

今度はちゃんと料理する物で良かったと

頭の中で安心してしまった俺が居た


小麦粉を振るいに掛け

玉子

砂糖

ぺーキングパウダーを合わせ

フライパンに流し込む

弱火で焼き焦がさないように注意しながら

裏返す

三段積み重ね

蜂蜜をかける


ソーダ水は

シャーレー「ペトリ皿」で10人前にわける


タマコさんがそれをテーブルに運ぶと

お客様はホットケーキに群がった


最近

パンケーキと呼ばれる食品ではあるが

パンケーキの一分

甘い物が所謂ホットケーキ当たる

日本ではパンケーキ作成用に作られた粉が

ホットケーキミックスという商品名だったために

ホットケーキという名前が一般化したようである

因みに代金は400円とリーズナブルなお値段設定である

ソーダ水はセット価格で200円


600ゴールドを支払って

本日最後の客は退店された


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