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犬頭(コボルト)先生のドライブ道中記 後日談

ユウキの場合


久しぶりに車の振動に揺さぶられてる

キレイなお姉さんと一緒の車中である

しかも目的地では 帰りたかった現実世界である

帰る前に大きな葛を選んだり 玉手箱を開けないように注意しよう


現実世界に繋がる扉の前だ

大衆食堂招き猫の看板がある

それ以外何一つ特徴はないのだが…

匂いのキツイ料理を作っているのだろう

カレーライスの香りがする

胸一杯吸い込む

ああ懐かしい香りだ


キレイなお姉さんが「ただいまー」と店に入っていった

家でもなおのだが 現実世界への扉を抜ける自分も

「ただいまー」と門を潜った



犬頭(コボルト)先生の場合


店内に入りこれからの展望を考える

屋台を作り生鮮市場を興す

犬頭(コボルト)族に手伝って貰ったら人手は足りる

ただドライバーが自分しか居ないのである

何か知恵(アイディア)は無いだろうか

店長(あるじ)やタマコさんに聞いてみる


以外な場所から応答(こたえ)が出てくる

「自分が免許あるので 手伝いますよ」

ユウキが申し出てきた

折角現実世界に戻れるのだから ファンタジー界で仕事をしなくても…

そんな言葉を却下して (ユウキ)は続ける

「まだまだ現実世界に戻れるなんて思ってもなかったし

こんなに早く戻れたのは犬頭(コボルト)さんのお陰です

運転技術を他の犬頭(コボルト)さんに伝授すれば免許なんて

ファンタジー界じゃ必要ないでしょう」

眼から鱗である

真面目な(コボルトせんせい)は運転するには免許が必要だと思い込んでいたのだ

確かに技術さえあれば 免許は必要ないのである

これで彼の計画は現実味を帯びてきた

後は実行するだけである

犬頭(コボルト)先生はユウキと握手して

「「よろしくお願いします」」

と力強く誓いあったのである




…タマコさんや有美(ユーミ)運転を習いたいと言い出したのは

却下した…

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