店長の一日
二人が店に住み込みだして
俺の朝が少しだけ変わった
と言っても
1時間速く店に行き
真っ先に朝食を作るだけである
何と言うわけでもないが
強いて言うなら
商店街男衆の視線が殺気を含んでるのが
ちょっと恐い…
最早慣れ始めたスケジュールをこなす
朝の団欒は 癒し効果である
有美が登校したら
仕込みに取りかかる
「いらっしゃいませー」
最初の御客様だ
「六甲のおいしい◯お願いします」
スライム様である
有美は 何故か
この御客様をお気に入りのようで
中々会えなくなったのを少し残念がってる
今度スライムぬいぐるみでも買ってやろう
有美と言えば
通学最初の日
下駄箱の中に早速
危険物が大量に投函されたそうで
複雑な顔をしていたが
それを聞かされた俺の方がもっと複雑な顔をしてたそうだ
(タマコさん談)
それ以外は部活も料理部に入って
青春をエンジョイしてる
少し年齢を誤魔化して2年生になったので
ほぼ2年間の中学生活である
…昼時に入った
以前からマドンナ マスコット効果で満員御礼だったが
マスコットが通学しだしたので客足が落ち着くと思ってのが
甘かった
マドンナが猛威を奮ったのである
商店街の男衆全員が
若衆だけじゃなく妻帯者さえも毎日顔を出す
勿論普通の御客様も増えている
これは従業員の増員は必須である
なんとかしなければなるまい…
…夕方になり有美が帰宅すると
第二ラウンドの始まりである
運動部連中が有美目当てで
押し寄せてくるのだ
少しはタマコさん目当てもいるかもだけど…
しかし学生中の有美には店の手伝いを禁じているため
店で有美には会えないのに
無駄な努力をしてる連中である
…夜になると
流石に客足が落ち着く
第二扉の御客様がやってくるのは
この時間が多い
今日の御客様はホットケーキを御所望だった
レジを閉めて
帰宅の道に入る
…従業員どうしようかな




