1 新たな生と固い決意
これが1話目ですが、ぜひプロローグを読んでから読み始めてください。
おぎゃ~おぎゃ~
「ご当主様お生まれになりました!」
「おおぉ!よく頑張ってくれた」
「はぁ、はぁ、あなた元気な男の子ですよ」
おぎゃ~おがっぎゃぁ......ブクブク
「なっ!セバンっ医者を呼べ!早く」
「ハッ」
「なぜ急にッ」
「あ、あなた?」
「大丈夫だこの子は絶対に助ける!」
「旦那様呼んでまいr...」
.........
......
...
(知らない天井だ...頭が痛い)
(すまないのう)
(神様?)
(赤ん坊の身体じゃ前世の記憶を入れる負荷に耐えられなかったみたいでの)
(そうなんですね)
(まあ生きているようで良かったのじゃ。)
(はい心配をおかけしました)
(それじゃあの)
パサっ
神様の気配が消えたと同時に何かが落ちる音が聞こえた。
(ん?)
「フィオリオ様が目を覚ましてらっしゃる!ご当主様ーご当主様ー」
メイドぽい人が俺のことを見てすぐに廊下を走っていった。
(ん?言葉はわかるのか。普通にありがたいな)
ばたばた、ドカッ
(おいおいドア壊れたんじゃないか?)
「おおおおぉぉぉ!良かったっ」ギュっ
突然部屋に入ってきた男に抱き上げられ、優しく抱かれる。顔は怖いがなぜか安心感を覚える。
この人は父親なんだと直感的に感じる。
お、お、おおぎゃあおぎゃ
なぜか泣いてしまう。前世では親の温もりを感じたことがなかったからか、感情に左右されやすい赤ん坊の身体ではすぐに泣いてしまったみたい。
「ご当主様!まだフィオリオ様はお目覚めになったばかりです!急に抱き上げるのはよしてください。」
「そうですよあなた。しかもあなたの顔は怖いのですから、フィオも泣いてしまいます。」
先ほど廊下に出ていったメイドと1人若い女性の方が一緒に部屋に入ってきた
「そ、そうだなすまなかった」
「そうです。私も抱きたいのですからフィオを渡してください。」
父親と思える人物から、女性に渡された。
するとずっと泣いていたのに涙がとまった。
(ああ...この人は母親だ)
そう感じる程に母親の愛は、俺の心をポカポカにしてくれた。
「泣きやんだな」
「フィリス様は偉大ですね」
「あ、ああ」
父親はとても心にダメージを負っていたが、それには誰も気づかなかった。
.........
......
....
それから7日が経った。
あのあとはドタバタだった、まず俺が目を覚めたということで、医者に診てもらい異常はないか確認してもらった。幸い特に異常はなく、なんならとても元気だと太鼓判までもらった。
いくつかわかったこともあり、やはりあの二人は父親と母親で合っていた。
名前は
父親がリガリオ
母親がフィリスである。
ちなみに俺の名前はフィオリオらしい。両親からはフィオと愛称で呼ばれている。
メイドや執事っぽい人を何回か見かけるため、貴族的立場だと思われる。
(ただあの執事、セバンだっけ?只者じゃない気がするな)
部屋の扉が空いていないのにいつの間にか部屋にいるのだ。
最初見た時はびっくりしすぎて普通に泣きそうになった
やっと周りも落ち着き、時間ができた。ただ赤ん坊の身体では長い時間起きることはできないみたいだ。4時間周期ぐらいで眠気が来る。
(そういえば『スキルなどは確認できるようにしとくのじゃ。』って神様が言ってたけど、どうやって確認するんだろう?)
ブオンっ
(うおっ、びっくりしたあこんなゲームのステータス画面みたいなウインドウがでるのか。まあとりあえずこれで確認はできるか)
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【名前】フィオリオ・ヴァリアント
【年齢】0歳
【職種】ヴァリアント辺境泊家次男
【レベル】1
【通常スキル】初級剣術Ⅰ・初級体術Ⅰ・初級魔術Ⅰ・魔力基礎操作Ⅲ・痛覚耐性Ⅳ・病気耐性Ⅳ・精神耐性Ⅴ・隠蔽Ⅹ
【固有スキル】唯我独尊・幸の使者・盗神の箱
【称号】不幸を極めし者・世渡り人・幸運の待ち人
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(おっふ。これは普通じゃないということはわかる。まず驚きなのはヴァリアント辺境泊家ってところだな。辺境泊ということは...立場てきにはどうなるんだ?)
疑問に思いながらウインドウのヴァリアント辺境泊家という文字に指が触れた瞬間、画面が切り替わった。
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【ヴァリアント辺境泊家】
王国とホルス大森林境目の防衛を任されいる家。
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(おお、文字を押すと詳細が見れるのか!だったら)
辺境泊の部分を押す
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【辺境泊】
王族
公爵
辺境泊
侯爵
伯爵
男爵
騎士爵
主に周辺国との国境防衛や要所の防衛を行う。立場的には上位に位置する。普通貴族は領地運営と、王国への奉仕が義務付けされているが、辺境泊は領地運営と防衛が仕事のため、王国への奉仕は免除されている。
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(ふむ。これは大分いいのではないか?ある程度地位もあり、あまりしがらみもない。まあそれよりもスキル欄だな)
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【通常スキル】初級剣術Ⅰ・初級体術Ⅰ・初級魔術Ⅰ・魔力基礎操作Ⅲ・痛覚耐性Ⅳ・病気耐性Ⅳ・精神耐性Ⅴ・隠蔽Ⅹ
【固有スキル】唯我独尊・幸の使者・盗神の箱
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(最初の初級組はわかる。通常スキルで最初からこの3つを持っているのは地味に助かるな。耐性系は生まれたときの頭痛が原因かな?もともと持っていたのか神様がくれたのかわからないが、スキルレベル?がとても上がってる。魔力基礎操作はなぜⅢなのか?魔力を操作した覚えはないけど...てか俺は魔力を持っているのかな?まあ隠蔽は神様がつけてくれたんだろうな)
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【隠蔽Ⅹ】
普通のスキルはⅠ~Ⅴしかないが、特例によってⅩレベルまで上昇している。
もうこれは固有スキルの域じゃな
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(ん?なにか説明文がおかしいような)
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【唯我独尊】
尊く、優れている。
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(え?これだけ?)
固有スキルの詳細を見ようと『唯我独尊』の文字を押したがこれしか表示されなかった。
(と、とりあえずもう一回押してみよう)
もう一度『唯我独尊』の文字を押してみる
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【唯我独尊】
誰よりも尊く、誰よりも優れている。
(習熟速度UP・覇気・習得制限解除)
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文字が少し変わっただけと思ったが、よく見ると下に薄く効果が書いている。
(このスキル我が強い気がする...)
(他の固有スキルはどうなんだ?)
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【幸の使者】
(神から授けられた祝福に応じて生まれたスキル)※不可視
幸運度UP・確率操作
【盗神の箱】
あらゆるものを盗む神がいたが、いつもその神は手ぶらである。
彼はどこに盗んだものを隠しているのだろうか?
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(幸の使者は普通にありがたいな。プラス要素しかない。盗神の箱はどういう意味なんだ?)
と考えていると、眼の前に黒い渦が出てくる。
(へ?なんだこの黒いの?まさかこれが盗神の箱か?)
とりあえず近くにあった音がなるおもちゃを入れていみる
(うおっ消えちゃった...え、まずいじゃん!どうしよどうしよ)
▶おもちゃを取り出しますか?
(...なにか出たんだけど。とりあえずイエスで)
ポトッ
黒い渦からおもちゃが出てきた
(なるほど収納みたいなものか。ただの収納ではなさそうだな、ただでさえ神の名前が付いてるし)
称号は押しても詳細がでなかった。特に効能はないようだ。
(一通り確認できた.........これってチートなんじゃないか?もしかして前世みたいに周りの表情ばっかり気にしたり、搾取されなくていいのか?ずっと見下された目で見られなくていいのか!!)
フィオリオは固い意思で決めた。
(今世では自由に、楽しく生きていこう!それを邪魔するやつは誰であっても許さない)
初めての作品になるので、誤字脱字が多いかもしれません汗
もし誤字脱字がありましたら報告お願いします。
プロローグでの反応ありがとうございます。グットマークがあってとても嬉しかったです!!




