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この時点で、
僕は来月、
『マルチ ヘルメット』を受ける信念に、
揺らぎは無かった。
けれど、
兄は僕に、
まだ、
色々と話してくれた。
兄が言う。
「『マルチ ヘルメット』を受けて、
『あなたじゃ、駄目ですよ。』の人は、
また、この社会で、
生活を続けるわけだ。
俺が聞いた話だぜ…。
その人達の大半が、
元の生活で何かと不運らしい…。」
「え?」
「みんなが、みんな…では、ないが、
そうらしい…。
だから、
この社会で比較的、うまくやっている人達、
幸せな人達は、
まず、
『マルチ ヘルメット』は、
受けない。
『マルチ ヘルメット』は決して、
受けることを強制されず、
あくまで、個人の意思で受けれるわけだからな。
『やめとけ!』って、ことだ…。
弟よ…。
もう少し視野を広く持とうぜ♪」
僕は黙り込んでしまった…。
兄も、それ以上、何も言わない。
その静寂が、
しばらくあり、
兄は、
「俺、午後に予定あるから♪」と述べ、
席を立とうとした。
「ちょっと、待って!」と、
僕は兄をまた座らせ、
席に着かせた。
(なにか、言わないと!)の、
僕の口から、
次のような言葉が出た。




