挨拶をしに行こう
一回書いてたのが消えたよ
「ここがアズールさんの泊まってる宿ですか」
「毎年貴族の方々には豪華な宿泊施設が設けられるんだよ。今年のも一段ときらびやかな宿だねぇ」
「そうか?去年のとか一昨年のに比べたらクオリティがちょっと低いな」
「辛口コメントっすねー!」
「あんたたち、これからご挨拶なんだから。服装とか大丈夫?」
「もう準備出来てますよ。お、新人くん。後ろからシャツが出てるぞ」
「あ!すみません」
「事前に気づけてよかったわね。それじゃ行くわよ」
コンコン
「どうぞ」
「失礼します。お久しぶりです、アズール殿」
「カマージュ殿こそ、お久しぶりです。皆様もお久しぶり。また今年もよろしくおねがいしますぞ」
「ええ」
アズールさんは聞いた通りに人が良さそうな雰囲気で俺たちに挨拶した。
「君は新入りかい?」
「はい!レンと申します。精一杯護衛にあたらせていただきます!よろしくおねがいします」
「うん、元気があってよろしい!さあ、皆さん。立ち話もなんですから奥で世間話でも」
「では、お言葉に甘えて」
「貴族という地位に就いてからもう5年は過ぎたと思いますが、慣れませんな。この立場は」
「今までとは無縁な地位ですからね」
「貴族の皆はやれ骨董だ、やれ絵画だなんて見栄ばっかりですよ。私はそんな趣味はないもんですから。ですが、魚拓を見せた時は驚かれましたよ。本当に貴族ってのは自慢の好きな人種ですよ」
「大変なんですね······」
世間話をしていると十歳ほどの子供がやってきた。
「お子様ですか」
「はい。去年までは留守番させていましたが、こいつももう10を超えましたのでそろそろ社会勉強させなければと思いまして連れてきました。」
「坊や、お名前は」
「アズール・ダンテです」
「お年は」
「十歳と3ヶ月です」
「大人っぽい見た目ですね」
「私の漁師時代の話をしていたら憧れましてね。そのせいでカッコいい者を好むようになってしまいました。たぶん、今チルドレンの方がいらっしゃれば大喜びしますよ」
「あ、いますよ!ここに」
「ど、ども···」
「お兄さん、チルドレンなんですか?」
「う、うん」
「能力、見せてください!」
目をキラキラ輝かせて言われるもんだから断るとこも出来なかったので
「たとえば、この煎餅。これを一口サイズから大きくさせましょう!ハッ!」
「おおぉ·····!」
「この椅子も·····よっ!」
「す、凄い······!」
「う、羨ましい!お兄さん、どうやったらチルドレンになれますか!」
「確定でなれる方法ってのは無いよ」
「そ、そうなんですか·····」
「でも、なりたいって思えばなれるよ」
「ホントですか!」
「俺もそうだったからね」
「それでは、明日の朝にお迎えに上がります」
「ありがとうございます。お気をつけて」
「お兄さん、ありがとうございましたー」
「新人くーん!やるじゃ~ん!」
「レン、お前さん良いやつだな」
「へへ、ありがとうございます!」
「レン、明日の護衛であなたはダンテ君の護衛を中心で頼むわ」
「わかりました!謹んでお受けします!」
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