式典前日
麻雀編はいらんな。みたい人だけ見て
「みんな、今年もこの時期になったわよ。気を引き締めて臨みなさい」
そう、ついに国内最大級のイベント『神王式典』が開催されるのであった。
「人多くね!?」
「国内のありとあらゆる所から王族、貴族、神様が勢ぞろいするからね、この式典は。そこへわれ先にと金儲けの為にやってくる商人たちも多いからもう凄いことになるんだよね」
「ところでこの式典ってどういうやつなの?」
「えーと確か、30年前に神様が人間の世界に堕りてきた時に人間達を統治する代わりに邪神から守るっていう契りを交わした日を記念するっていう目的だったはずよ」
「なるほどね」
「今日の依頼の確認よ。私達が護衛するのはアズール家とシュルムペ家よ。まずは護衛班と警備班に分けて、その後にそれぞれを2チームにわけるわよ」
「俺は護衛のAチームか」
「私は警備のAチームね」
「僕は警備のAチーム。レイナよろしくね」
「はい!シュウさんと一緒なら心強いです。レン、頑張るのよ!」
「レイナもな!」
「ここからは班別で行動してもらうわよ。ギルドから出発したら基本的にはずっとチームで行動してもらうから。リーダーは私の方で決めているから。それじゃあ、早速出発するわよ!護衛のAチームから5分間隔で出発して!」
『ハイ!』
こうしてカマージュさんをリーダーにした護衛Aチームは王都へ向けて出発した。
護衛チームは十人ほどで構成されている。あくまでも貴族のそばでの護衛なので最低限の人数におさえている。
「レン、初めてかもしれないけど頑張りなさい。ほとんどは私が命令するけど、時には自己判断してもらうから」
「はい。精一杯やらせていただきます」
「新人くん、そんなに気張りなさんなや。一番大変なのは護衛じゃないからさ」
「え?じゃあ何が一番大変なんですか?」
「それはね·····着いたらのお楽しみさ!」
「あまり後輩をイジメるなよ、ハトル」
「わかってますって!でも、少しエンタメ必要でしょ?」
「お前は本当に楽しませるのが好きだな」
「楽しい事がすきなんですよ。君も楽しいのは好きだろ?新人くん」
「ええ、まぁ」
「ほらね!ゴルキさん!」
「こいつは悪い奴じゃないから仲良くしてやってくれ、レン」
「は、はい·····」
メンバーがかなり濃いメンツのため少々緊張してしまい、行く道中はかなりしんどかった。
「さあ、着いたわよ。これからアズール家の宿泊している宿に行って、ご挨拶をするわよ。くれぐれも無礼のないようにね」
「アズール家ってどんな方々なんですか?」
「数年前ぐらいに漁業で一躍富豪になって、そのまま漁業の組合を作ってさらに金持ちになって貴族になったようなまだ比較的に若い貴族だよ。ラフに接してくれるから安心して」
「良かったです。いきなりザ・貴族みたいな人だったらどうなるかと·····」
「ハハッハハハ、ちなみにBチームの方のシュルムペ家は今レンが思ってるようなザ・貴族っていう感じの人たちだよ」
「Bチームじゃなくて良かったー」
一方、警備Aチーム
リーダーはゲンシュという人が担当している。
「よし、それではこれからのスケジュールを伝える。一度しか言わないのでメモしておけよ」
「メモとか普段から持ってないから·····、お!レイナ、もしかして持ってる?」
「はい、何かあったときのためにいつももっておくようにしてるんです。あとで書いたのを渡しますよ」
「ありがとー!やっぱ頼りになるなぁ」
「スケジュールを伝えるぞ。式典は明日からのため今日はそのまま宿泊施設へと向かう。その後休憩と買い出しを行い、下見をする。その後は自由だ。門限は七時、それ以降の外出は認めない。明日からのスケジュールは夜のミーティングにて発表する。以上」
「ゲンシュさんってかなり厳しい人なんですか?」
「そうだね。しかもかなり強いからみんな逆らえないんだよ」
「レンの方は大丈夫かしら?」
「カマージュさんがリーダーだからここよりかは厳しくないよ。だけど、護衛はアレが一番大変なんだよ」
「アレ?」
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