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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第二部 第十章 道中編 〜ただの釣りのつもりが、伝説の聖域を揺るがす大騒動にー!?〜

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【外伝】守護獣ともっふるがもふもふ交流!? 娘たちが見つけた「世界で一番優しい」森の贈り物ー!?

湖畔に亮とベアトリスの、のんびりした声が消えていく。

あんなたちはリトの案内に従い、深い霧のカーテンに守られた森へと足を踏み入れていた。


あんな「……ねえ、リト君。前から思ってたんだけど、この森の空気は澄んでない?」


リト「うん。主が守ってくれてるから。ここは、世界で一番優しい場所なんだ」


みゆ「……空気中の魔素濃度を計測。数値、通常の森の約5倍。人体に馴染みやすい高純度のエネルギーです。……お姉ちゃん、ここなら化粧水なしでも肌が潤います」


あんな「えっ、本当!? ちょっとみゆも、もっと深く吸い込みなさい!」


もっふる「ピィ♪」


リトが立ち止まり、大きな樹の根元を指差した。


そこには、見たこともないほど太く、瑞々しく輝く「ゼンマイ」のような植物が群生していた。


あんな「わあ、立派なゼンマイ! しかも、これ……ちょっと大きいけど美味しそう!」


リト「これは『主の指先』って呼んでる山菜。アクがなくて、焼くとお肉みたいな味がするんだよ」


リトが手際よく摘み取ったのは、大人の腕ほどもある太いゼンマイだった。


みゆ「……成分分析。高タンパク、高ミネラル。さらに疲労回復効果は高級ポーションを凌駕(りょうが)します。お姉ちゃん、これは『家計の救世主』です」


あんな「お肉の味!? よし、みゆ、もっふる、気合入れるわよ! 今日の晩御飯を豪華にするために、一本残らず……あ、いや、リト君に教わった通り『必要な分だけ』頂きましょう!」


みゆ「……肯定。タンパク質の確保は急務。品種データを記録しつつ、採取をサポートします」


もっふる「ピィー!」


あんなが意気揚々とカゴを構えたその時、茂みの奥から「ガサリ」と巨大な音が響いた。


あんな「ひっ……! 熊!? 熊が出たの!?」


みゆ「……前方10メートルに巨大な生命反応。ですが、敵意……ゼロ。むしろ、過剰なまでの親愛感情を検知」


茂みから姿を現したのは、体長3メートルはあろうかという、真っ白で毛むくじゃらの聖域の守護獣(の子供)だった。


もっふるが「ピィ♪」と嬉しそうに駆け寄り、その巨大な毛並みにダイブする。


リト「あ、山の主の子供だ。あんなちゃんたちのこと、遊び相手だと思ってるみたい」


あんな「遊び相手って……あの、リト君。あの巨大な子が持ってるのって……」


リト「あ、それ? シイタケだよ。あんなちゃんたちにプレゼントしたいんだって」


巨大な守護獣が、あんなの目の前に「トン」と置いたのは、直径15センチはあろうかという、黄金色に輝くシイタケだった。


あんな「……見たことないシイタケ。ありがとう。ふわふわしてて、いい匂い……」


みゆ「……お姉ちゃん。このシイタケ、極めて希少な薬効成分を含んでいます。市場価格なら金貨数枚分かと」


もっふる「ピィー♪」


その後も、もっふると巨大な子供獣がじゃれ合いながら、あんなとみゆは次々と森の恵みを収穫していった。


リトが「足りる幸せ」を教える横で、


あんな「でも、これがあったらパパも喜ぶよね」


と、結局は家族の笑顔のためにカゴを山盛りにしていった。


帰り道、霧の向こうに亮たちの楽しげな声が聞こえてきた時、あんなは少しだけバルトの言っていたことを理解した気がした。


あんな「ふぅ……重かったけど、なんだか不思議と疲れてないね」


みゆ「……聖域の魔素による持続的なヒーリング効果です。現在、私たちの肌年齢は推定で3歳若返っています」


あんな「えっ、本当!? ……リト君、また山菜取りに来ていいかな?」


リト「うん。主が笑ってる間なら、いつでもいいよ」


もっふるが守護獣と最後のお別れの挨拶(ピィ♪)を交わし、一行は夕食の材料を抱えて、パパの待つ湖畔へと戻っていく。


こうして――

パパたちが一匹も釣れずに格闘している裏で、娘たちは「世界の優しさ」をカゴいっぱいに詰め込んでいた。

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)は、

その晩、森の恵みを囲んで、最高の笑顔と「若返ったお肌」で更けていくのだった。


第十章「道中編」および外伝までお付き合いいただき、ありがとうございました!


本編でのパパの「釣り」の裏側で、娘たちが着実に「実益」と「もふもふ」を手に入れている対比を神崎家らしく描いてみました。


あんなたちは美容効果抜群の山菜を収穫し、聖域の守護獣と友情を育む……。

この「温度差」こそが神崎家の日常であり、次なる旅への大きな活力(と食料)になったはずです!


いよいよ次章へと進みます。


絆を深め、お腹も満たされた一行を待ち受けるのは、潮風香る新たな舞台。

パパの「お米への執念」が、ついに世界の理を動かすのか!?


次なる「やらかし」の予感に満ちた新展開に乞うご期待ください!


あんな「パパ、美容効果を高めるためにも、読者の皆さんの清き一票(★★★★★評価)が必要なの! これからも私たちの旅を一緒に歩んでほしいな!」


みゆ「……肯定。ブックマークによる観測データの蓄積は、パパのやらかし予防と美容成分の倍増効果をもたらします。論理的な判断ポチッをお願いします」


次回、『ぱぱやら!』

新章突入!

明日朝8時、本編第八章スタートとなります。

これまで以上に楽しんでいただけたら嬉しいです。


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