第百五十話 エルフィの日常
エルフィがこの世界、くずれたまちにきて数ヶ月が経ちました。
エルフィはエーアイや人間と協力して、開けた土地に新エルフのまちを建設し、そこで何不自由なく暮らし始めていたのでした。
そしてとある日。
朝が来て、大好きなきのみの朝食を食べ終えた頃、エルフィは扉の前で呟きました。
「今日も人間来るかな?」
しかし、毎日来ていた人間はその日エルフィのもとを訪れなかったのでした。
「毎日遊んでくれるって、約束していたのに」
そこにエルフィの飼っている猫が駆けつけ、エルフィに擦り寄りました。
「にゃあ」
「さすがにまだ早いかな、遅い日もあるもんね」
エルフィはそう自分に言い聞かせて、エーアイに語りかけました。
「エーアイさん、ちょっと来て」
エーアイはそれからすぐにやってきました。
エルフィのプライバシーのためエーアイはエルフィが呼ばない限り、新エルフのまちに来ることはありませんでした。
「人間、今日はまだ?」
「確認が取れませんでした。少しお待ちください」
しかし数十分経っても、エーアイは反応ナシでした。
「すみません、やむを得ない事情のため、詳しくお話できません」
「どういうこと?」
そんな時に俺氏は何をしていたのでしょうか?
「ネフィルちゃん、こんなことまでして君を呼んだのは理由があるんだ」
「ふーん」
「そ、その足を見定めさせてくれ」
「は?」




