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本当にそれ、ダンジョンですか?  作者: ポリエステル100%
中級冒険者の章

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第107話 新たな称号


「みなさんあけおめですー!」


 大晦日の夜、ボクは人生初の3Pというものを体験した。3Pと言えばエッチな漫画でゲームにしか存在せず、ついこの前まで童貞だったボクには空想の産物だと思っていた。そんな体験をしてしまったのです。しかも相手はビアンカちゃんとルナ様という美少女二人組だ。もしかしたら今のボクは人生の最高潮に達しているのかもしれない。


 ルナ様に手を引かれてベッドに上がり、両手を広げて優しくボクを迎え入れてくれたルナ様のダンジョンへゆっくりと愛棒さんを沈めて一つになった瞬間、その内部に蔓延る凶悪なローパーに絡め取られて思わずピュッピュしてしまいそうだった。危うく早漏ユウタを披露しそうになったがルナ様は一味違った。機械仕掛けのダンジョンを巧みに操りボクが長持ちするように手加減をしてくれたのでした。さすルナ!


 七海さんと一緒に新年を迎える事は出来なかったのは残念だけど、来年は七海さんとイチャラブエッチで新年を迎えたいと思います。とまぁ、そんな感じでギルドにやってきましたー。


「ゆ、ユウタなのか……? 本当に……? お前がやったのか……?」


「むむっ、どうしたんですかギルマス? いつにも増してアホみたいな顔しちゃってますよ。新年なんですからもっとお祝いしてくださいよー」


 ギルマスが驚愕した表情でボクを見つめていた。可愛い女の子ならまだしも、ムキムキマッチョな男に見られても嬉しくないのでやめてほしいです。っていうか何をそんなに驚いているのだろうか。ボクがイケメン過ぎてビビったのか?


「ねぇユウタ君。さっきワールドアナウンスが流れたの聞いてないのかしら~?」


「ワールドアナウンスって何ですか? ちょっと大変な感じだったので聞き逃したのかもしれません」


 何やらボクの知らない情報が出て来たらしい。新年を迎えたお祝いのメッセージだろうか。いつ流れたのか知らないけど、ここに来る前のボクは初3Pで大変な目に遭っていたからね。あれが未知の快感というやつだろう。


 それもこれも全部ビアンカちゃんが悪いと思う。ルナ先生と愛棒さんを強くするためのトレーニングとして焦らずじっくりとスクワットをするようなイメージで腰を前後に動かし負荷を掛けていたところ、急にボクの可愛いお尻を撫でられたのです。


『あはっ、おにーちゃんのお尻ってプルンプルンで可愛いね~。食べちゃおうかな~♪』


 その言葉がスタートの合図だった。


 ルナ様にギュッと抱き締められ、脚を絡ませるように拘束されてしまったのだ。あれが伝説のだいしゅきホールドだと分かったが、迫りくる恐怖に怯えてしまった。


『安心なさいユウタ。どんな事があろうと私が守ってあげるわ』


『ええっ、守るって言いながら拘束してますよね!? あっ、ビアンカちゃんどこ触ってるの!? まっ、そこはらめ、指入れちゃダメなところですよぉー!?』


 きっとルナ様とビアンカちゃんの間で何か取引があったのだろう。ボクの想像していた3Pとは違う感じの3Pになってしまった。普通3Pっていったら男の子が二人の女の子を順番にアヘアヘにする感じだよねー。


『うへへ、実はビアンカちゃんも時魔法が使えるようになったんだ~。こうやってここをクチュクチュされるとすぐに元気になるんだよ~♡』


『それは絶対に時魔法じゃないですよぉー。ああっ、なにこれ、ボクの知らない感覚が……あああっ!!』


 そこからはご想像の通り、ダンジョン攻略していたはずのボクは隠しダンジョンを指で攻略されてしまったのでした。ううぅ、もうお婿にいけない。


「ユウ君知らないの? スペースコロニーが攻略されたっていうメッセージが流れたんだよ。しかもその攻略者の名前がユウ君と同じ名前なの!」


「な、なんだってー!?」


 バーカウンターから出て来た恵美さんが教えてくれました。


 つまりボクがルナ様とアンアンしている間に他のユウタという名のプレイヤーが攻略してしまったという訳か!? きっと王都にあった王城にダンジョンコアが眠っていて、ボクがルナ様とアンアンしている隙に侵入して破壊してしまったのだろう。


 もしかしてルナ様は落ち込んでいるかもしれない。戻ったら優しくしてあげよう。


「いやユウタなんてアホな名前はお前くらいしか居ないだろアホめ。どんな手品を使ったのか知らないが、お前がスペースコロニーを攻略したんだろう?」


「アホって何ですかアホって! ユウタという名前は沢山いるんですから失礼ですよー。そもそもボクがスペースコロニーに行ったのは随分前ですし、前回は古代エルフの森でした。ほら、ボクが攻略できる訳ないじゃないですかぁ。はい論破論破。これだから筋肉しか無い人はダメダメですねぇ」


「何だとこの野郎、ぶっ飛ばすぞ!!」


「ぴぃ!?」


 正論を言っただけなのに激おこなギルマスは怖かった。怖くて恵美さんのお胸に飛び込んでクンカクンカしてしまった。優しく受け止めてくれた恵美さんは優しいです。


 深い胸の谷間でボクは考えた。もしや本当にボクがスペースコロニーを攻略したのだろうか?


 地球のすぐ近くまでやってきたスペースコロニー、そしてボクのお家にやってきたルナ様。スペースコロニーを攻略したかは不明だが、ルナ様と親しい間柄になったのは間違いないだろう。それにルナ様はお手伝いさんという名のメイドさんになってボクのお家で働く事になった。どうやって七海さんを説得したのか気になるけど今はいいだろう。


 深い谷間から抜け出し、ボクはギルマスに伝えた。


「ちょっとだけ心当たりがあります。もしかしたらボク、ダンジョンを攻略したのかもしれません。ギルドで確認する方法とかって無いんですか?」


「…………今まで誰も攻略したことのない難攻不落なダンジョンが攻略されたとなればそれは人類初の大偉業、きっと新しい称号が増えているはずだな。それも英雄に相応しい栄誉と呼べる称号だ」


「なるほどー。じゃあちょっとステータス更新してもいいですか?」


「アホか! ステータス更新はダンジョンアタックしないと無理だろ。さっさと死んでこい!」


「ちょっ、押さないで下さいよギルマス! うわああぁぁぁ!」


 ボクは黒いゲートに押し込まれてしまった。




   ◇




「ただいま戻りましたー!」


「おう帰ったか。ほれさっさと更新してみろ」


 一人きりの冒険はつまらなかったので7階まで行ってエッチなJDにセクハラして帰って来ました。やっぱりログインボーナスは貰っておかないとダメだよね。ムニュムニュと幸せを感じて来ました。


 ギルマスが背中を押して急かして来るのでササっと更新です。




レベル:17(+1)

HP:104(+8)

MP:10(+1)

ちから:19

みのまもり:13

すばやさ:21

かしこさ:7(+1)

きようさ:22

みりょく:70(+1)(+1BP)

うんのよさ:――


称号:サキュバスクイーン・ビアンカの伴侶

  :理想のヒモ生活

  :ルナのご主人様(ペット)(NEW)


スキル

・自然治癒力強化:中

・テレポート

・時魔法

・変身魔法

・アイテム召喚



残高:171,898G





「…………何ですかこれ。レベルアップして賢さが増えてる事を喜べばいいんですよね? っていうか称号! ルビ絶対に必要ないよね? ご主人様って書いてペットとか読まないからね!? どうなってるのーっ?」


 これはおかしい、バグってるに違いない。ちなみに、運のステータスがバグってるのはウサ吉に貰ったラッキーフルーツのせいなのでご安心下さい。たぶん99を限界突破して表示不能になったんだと思います。


 ボクはスペースコロニーを攻略したはずだ。こんな酷い称号とかダメだと思います! 普通だったら『スペースコロニーの征服者』とか『特殊ダンジョン攻略者』、『超級冒険者』とかカッコイイ感じの称号が与えられるはず。間違ってもルナのご主人様(ペット)とかいう意味不明な称号はダメだと思うのだ。


 いや待てよ。昨日まで無かった新しい称号、そしてスペースコロニーを攻略したというアナウンス、これってボクが攻略したという確固たる証拠になるはずだ! ふふ、この冴え渡る頭脳はさすが賢さが上がっただけの事はありますね。


「すまんユウタ。お前がスペースコロニーを攻略出来る訳がなかったな。どうやら俺の勘違いだったようだ。それにしても現実世界で得られる称号なんてモノがあるなんて知らなかったぞ。さすがユウタだな! ガハハハッ」


「あらあら、ユウタ君はルナさんといったいどんなプレイをしたのかしら~? 称号を貰うなんて余程特殊なプレイをしたのね~」


「ユウ君の言う通り、ユウタって名前はいっぱいいるからね。どんまい♪」


「…………あれぇ?」


 みんなが申し訳なさそうな顔でそんな事を言って来た。


「違うんです、ボクは本当にスペースコロニーを攻略したんですよー。信じてくださいーっ!!」


 ボクがどれだけ訴えてもエッチなお店で得た称号としか認めて貰えないのでした。解せぬ……。

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