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9.スイッチON

 さて、お父様の書庫に入り浸り中のキャロラインです。


 入室の許可を頂いてから、毎日イソイソと通いつめています。何故かって?それは、イケメンさんに会う事ですよ!!・・・な訳はありません。---1/3くらいはそうかもしれませんが。



 さて、お父様の従者さんのお名前がわかりました。ギルベルト・ランクスさんです!!

 お父様が『ギル』とお呼びしているのを聞いて・・・『ギル様?』って思わず言っちゃいました~。

 きゃー恥ずかしいです!!なんて、ポッと顔を赤らめて頬を押さえて身悶えちゃいます。

『ギルベルト・ランクスと申します。宜しくお願いいたします。キャロラインお嬢様』

 って、私の手をとって、チュッて口付けする仕草をしてくださいました!!

「『様』はやめてください、ギルとお呼び下さい」

と、軽くウィンク付き。


 はうぅ・・・。もうクラクラです。お父様は苦虫をつぶしたような顔をしていましたが、関係ありません。


心の中で『ギル様』ってよんじゃうもんね。


 ---おおうぅ。何時もより丁寧な口調になってしまったみたいだが、心引かれる人の話をする時は、なぜか、かわいらしくしちゃうね。・・・困った困った。くふふふふっ。






 さてさて、毎日お仕事中のお父様の執務室をとおり、書庫に入り浸り、窓辺にあるソファーに座りながら読書をしているのですが、本が重い。そして、あらすじが書いてある訳ではないので、タイトルで想像するか、中身を確認しないと、どんな本なのか分からないのだ!!


 付き添いのメイドさんには、申し訳ないのだけど、数冊の本を取り机の上に並べ、中身を確認する作業が必要になった。


「----??あれ?この本読めないよ?」

 机に並んでいる本の中で一冊、見覚えの無い字の羅列があった。違う国の言葉かなぁ・・・。

 この書庫に入り浸って知ったのだが、この世界には幾つかの国がって、それぞれ王様が納めているんだって。


 夢の中なのによく出来た設定だ・・・まぁ、それ以上は興味が無かったので、パタリと閉じてしまった。

 地図と各国の特産、情勢などが書かれた本がある事はわかったので、必要ならば読もうと思うけど、今はまだその時じゃない!


 そうか・・・他国の字かぁ・・・。

 外国語の勉強は必要だよね~と常々思っていはいた・・・日本で主婦の私がだ。

 それは我が子供達にも口をすっぱくして言っていた事だ。日本で働くとこなかったら、外国いけるし、英語塾の外国人講師のように、外国行って日本語の先生とか、旅行会社の海外支部とかいいんじゃん。などと進めている身としては、外国語・・・とっても興味あります。


 さてさて、この世界に何カ国語あるのかな??今話しているのは共用語なのか??


「---これは、昔この国で使われていた言葉書かれた本ですね」

 今日のお供のアンリさんが答えてくれました。でも、首をかしげているので、読めないようです。


「ねぇ、よその国ではどんな言葉を使うの?皆同じ言葉なの??」

「この大陸では、皆同じ言葉を話すのですが、海を挟んだ隣の大陸では違う言葉で会話されます」

 と教えてくれた。


 ふ~ん。そうなんだ・・・ここは、一つ勉強するしかないよね。短時間で知らない字の本が読める様になったんだよ。勉強するしかないよ!!今やらないと、覚えられなくなっちゃうよ!始めるなら今でしょ!頭の柔らかいうちにやるんだ!


 ---夢の中だったら、やりたい事やらないと損だしね。大人の精神を持って、幼児から勉強を始めたらどーなるか!とって気になるので、ここは是非勉強できる環境を求む!


 毎日、窓辺のソファーで日向ぼっこしながら本を読んでいた私だったが、ちょっとやる気が出てきた。やる気スイッチオン!・・・いつも子供に求めていたが、押された事は無かった気がするが、今の私はONされた状態になりました。

 いろいろ考えたら、字だけ勉強してもね〜と思った。他にも幼児からやっておいた方がいい事沢山あるよね。・・・スポーツとか、音楽とか、勉強は・・・語学だけでいいか。お父様の書類見ていたらそんなに難しい計算とかない気がしたから、大丈夫だろう。

 毎日暇なんだから、スケジュール組んで語学勉強、教養、護身術とかしてみてもいいのかも!!


 よし!思い立ったら吉日!お父様に突撃だ!!


 トントンと、隣の執務室に続く扉のドアを叩き、入室する。片手には、字が分からなかった本。

 目を通している書類が読み終わるのを待って私は、お父様にお話聞いてください!と詰め寄った。

「わたくし、いろいろな国のご本が読みたいです。文字を教えてください」

 手に持った本を広げ、お父様に見せた。


 とっても、楽しそうに微笑みを浮かべたお父様は、お願いを聞いてくれるようだ。隣で、とってもいい笑顔を浮かべ、面白い玩具を見つけたように黒い瞳を細めたギルベルトさんが、とっても素敵に見えた。---言っておくけど私はSじゃない。


 ---彼のその笑顔が見られただけで、特約ですよ。


「体を鍛えたいので剣術と、他に何か・・・趣味になるものを教えてもらいたいのです」

 とお願いをしておいた。


 もう、この年になると、勉強するにも手習いするにも楽しんでやれば、遊びと一緒なのだ。


 字を覚えて、いろんな国の本を読む。

 美容と健康の為に、護身術を習う。

 趣味として、お花でも、音楽でも、なんでも来いだ!


 幼児の頭の柔らかさを舐めてはいけない。・・・センスもあるだろうけど、何事もコツコツとだ!!


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