第五話 ギャル3
(あかね)おはよ~
(家元)ああ、おはよ
いつもの通学路 いつものように家元と合流する
(あかね)理子さん どうしたかな?
(家元)ん?なにが?
(あかね)だって 家元があんなひどい事言うから 落ち込んでるんじゃ?
(家元)ひどいって言われてもなあ 事実だし、、、
(あかね)なんでもかんでも ホントの事言えばいいもんじゃないよ?(お世辞)って知らないの?
(家元)でも お世辞ってウソだろ?
(あかね)なんでウソにそんなにこだわり強いのよ?
(家元)いや 俺だって前にウソついたことあるよ? でもウソつくと ずっとつき続けなきゃ
いけないじゃんか? ウソが一人歩きするというか
(あかね)え?それってどういう意味?
(家元)いや、たとえばピーマン嫌いなのに 好きって言っちゃったら
給食のたびにピーマン山もりにされたり 家でも毎日ピーマン出たり
ようは(ウソの代償)を払うハメになるだろ?
(あかね)まあ そういうとこもあるよね
(家元)じゃあ いっそ全部正直にって事よ
(あかね)なんか 極端だなあ、、、
そんなやりとりをしてたら 誰かがそばを走り抜けていった
(あかね)あれ? 理子さんじゃない?アレ
(家元)あ、ほんとだ
走り抜けていった理子が 我々に気づいたのか こちらに戻ってきた
いつもと全然装いが違う ジャージの上下に アクセサリー類は0 昨日からつけてる
紫の髪留めくらいしか つけてない
(理子)な、なんだよ家元じゃん
(家元)なんだよってなんだよ
(理子)昨日から走ってる、、、
理子はなんかコメント待ちのように もじもじしている
(家元)ほほう 頑張れ
家元はそういうとそのまま通りすぎようとしていた
(理子)まてまてまてまて なんかあるだろ~
(家元)ん? 朝走るのは別に普通だろ?
(理子)お前ら 柔道部はそうだろうね!! あたしは違うんだよ
普通の人なの! 猿軍団と一緒にするな!
(家元)え?柔道部に入ったのか?
(理子)ちが~う
あ~あ~ ゴリラには通まわしにいってもわかんないんだよね~
ここは手助けしてあげよっかな
(あかね)今日の理子さん いつもと雰囲気違うよね
(家元)まあ そうだな
(あかね)昨日より 可愛くない?
(家元)まあ 昨日よりマシかもしれない
(理子)え?マジで?
(家元)ちと爪見せてみな
そう言うと 家元は理子の手をとる
(家元)おお、ピンク色じゃんか 流石若い子は反応が速いね
(理子)お前も16だろうが
(家元)朝は何食べたんだ?
(理子)お、お母さんの作った 味噌汁と、納豆と、、
(家元)いいじゃないか バランスの取れた食事 適度な運動 それによる血流改善
今日は昨日より何倍も可愛いと思うぞ?
(理子)!!!!!!!!!
なんか稲妻が走ったように 理子は硬直した
あ、ワカル そうよね これだけ落とされた後の可愛いの攻撃力は半端ないよね
(理子)べ、別に あんたなんかに言われたって嬉しくなんかないし
イケメンに言われたならまだしも お前みたいなゴリラ そもそも願い下げだし
てか お前こそブサイクだし よく人の事可愛くないとか 批評できたものよね
鏡見ろっての
うわ~ 凄いしゃべってる これはかなり嬉しいんだろうなあ、、、
(家元)ハア? やっぱり ブス
(理子)なんだと~ お前~
理子はそう叫ぶと 家元につかみかかった 殴ったりけったりしてるが
鍛え過ぎた家元はビクともしない
てか そうじゃないんだよ家元 照れてるんだって
わかってないな~
(あかね)家元逃げよう
あかねはそう言うと 家元の手を引いて 一目散にダッシュした
(理子)あ、待て コノヤロ~
第六話に続く




