28話 神域少女3
「ちょっ、どうするのよ!!このまま出られなかったら私達は...」
「...ああ、消滅する」
条介が脱出方法を聞き忘れていたため、出られずにいるのだ。このままでは二人とも消滅してしまう。
「とりあえずこんな所でじっとしてても消滅するのを待つだけだ。早く出口か何かを探さないと...」
「でもそんなのどうやって.......」
「いいから早く!」グイッ
条介はリルの手を引っ張ってひたすら出口を探すが、なかなか見つからない。
「はあはあ...くそっ、見つからねぇ...」
すると――
「おーい、聞こえるかい?」
「「!」」
いきなり人の声がきこえたのだ。しかもこの声にはリルも条介も聞き覚えがある声だ。
「リーレル!」
「条介君か?リルは無事か!?」
「ああ。だが、ここから出る方法が分からないんだ」
「すまない、脱出方法を言ってなかったな。まず、その世界から出るには、ある術が必要だが、霊術師でない君はまず使うことは不可能だ。そこでリル本人を使うんだ」
(リルを使うだと?)
「厳密に言うと、リルとリルがつけてるネックレスを使うんだ」
(ネックレスって...)
「ネックレスと付けたじょうたいで、二人とも両手をつないだ状態で、額同士をくっつけるんだ」
「え?」
「え?」
思わず条介とリルは戸惑ったのだ。
(ちょっ、マジでするの...?リルと...)
「...///」
(なんかリルの顔赤くなってるような...)
「ちょっと条介...早くしなさいよ」
「お、おう!」
コツン...
「///」
「...っ」
(やばっ、これはかなり緊張するな...)
(...早く終わらないかな...///)
(近くで見るとやっぱリルってその...美人だよな....)
「ちょっと条介、そんなにガン見されると恥ずかしいのだけれど...///」
「っ、悪ぃ!」
カッ!!
「「!!」」
(な、何だ!?急に目の前が光って!)
――――
――
―
「...介君」
(...誰だ)
「条介君!!」
「...!ここは!?」
「よかった...神田君がこのまま目を覚まさなければどうなってたか..........」
「ここは...帰ってこれたのか?それよりリルは!?」
「...」
「おいリルっ!!」ユサユサ
「リルさんなら意識を失っているわ」
「...そうか。とりあえず俺達は何とか助かったみたいだし、リルを病院に連れていくから手伝ってくれ月宮」
「うん」
――――
「...んっ」
「あら、起きた?リルさん」
「月宮さん?」
(私は確か条介と...)
「条介君なら、家にいるわ」
「そうですか...よかった」
「......」
「さてと、そろそろ報告にいかなくちゃ」
ダッダッ...
――――
「さてと、リルを迎えにいくか」
そして条介はリルを迎えにいくのだった
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