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科学と幻想の超能力  作者: Amatera/あまてら
科学都市編
10/29

10話 霊術使い

...霊術使い?何だよそれ...。それが、あの男達の正体なのか.....?


「ほ、本当に霊術使いってのが、アイツらの正体なのか?」

「ええ...まだ確信は無いけど..特班の調べが正しければ多分ね...」


月宮はそう言った。でも、そいつらとリルが本当に関係しているのか...?だとしても、あんな奴らに簡単にリルを渡すわけには...


「それで、リルとの関係は?」

「それに関しては、本人の記憶が戻らない以上何も...」

「そうか...」


まあ、月宮にいくら聞いても無理か...


「とりあえずありがとな、月宮...」


すると月宮は、


「はぁ...何言ってるのよ..私達はもう特班の仲間でしょう?」

「そ、そうだったな...」


...何かあまり実感が湧かないが、月宮はそう言った。そしてリルには、


「とりあえずリル、お前はあまり外に出ず、俺の家にいてくれ。そうじゃないとまたアイツらみたいな奴に襲われるかもしれない...」


そう言うとリルは、


「...分かったわ..」


俺はリルを連れ帰るために、


「月宮、俺今日は学校を早退するから、先生に伝えておいてくれ」

「分かった。ちゃんとリルさんを家まで連れて帰りなさいよ?」

「俺にだってそれくらいできるよ...腐っても能力者だし、特班の一人だぞ?バイトだけどな...」


俺はそんなに心配される程なのか...?


「はぁ...なあリル、俺ってそんなに頼りないように見えるか...?」

「そんな事私に言われても...」


まあ、リルに聞いても仕方ないか...だが、それより..


「あとリル、あの紋章についてだが...」


そう言うとリルは、


「...ごめん、その事について、今は聞かないでくれる?」


と、少し焦った顔で言った。一体どうしたのだろうか...だが、今は聞かない方がいいだろうな...あの日以降、リルにも色々悩みがあるんだろうし...と、思ったその時だった、


「...っ!」

「リル?どうかしたか?」


リルはかなり焦った顔をしていた。すると、


「...何かがこっちに近づいてくる..」

「...え?」


一体どうい事なのか...何かが近づいてくる..?


「何かって...何が近づいてくるんだ?」

「分からない...けど、何かすごい”力”のようなものを感じる...」


と、リルは言っている。何かの力...まさか、前にリルが言っていた、”霊力”の事なのか...?


「リル、もしかして霊...ん?」


カッ!


と、目の前が光った...何故だか分からないが、俺は何か嫌な予感がした..


「(何か...ヤバイっ!!)」


ガシッ!


「えっ、ちょっと!条介!?」


俺はリルを抱いて、能力で運動能力を強化して飛び出した...そして、


バァーーン!!


「うわっ!?」


ドサッ...


俺は吹き飛ばされそうになったが、咄嗟にリルを抱いて飛び出したおかけで助かった。


「はぁっはぁっ、大丈夫か!リル!」

「え、ええ...ありがとう、条介....」


どうやら、リルは無事なようだ。流石にリルがあの爆発に巻き込まれると、一溜りもないだろうな...すると、


ザッザッザッ...


「っ!?」


振り返るとそこには...


「お前か...神田条介って奴は......」


そこには、あの時の男達と同じような格好をした奴がいた...まさか、こいつがやったのか...?


「お前こそ...誰だよ....」


と、俺が言うと奴は、


「悪いが、お前を始末するように命令されている。死んでもらうぞ...」

「(こいつ...前の男達とは何か違う...でもアイツらよりも何かヤバそうな感じだな.....)」


当然その男には、リルのネックレスと同じ形の紋章がある。やはりこいつも...


「お前も...リルを狙いに来たのか?」

「...今更言わなくてもいいだろう。どうせお前は死ぬのだからな。それとも、大人しくそいつを渡す気になったか?」


そう言われて俺は――


「誰が渡すかよ...馬鹿じゃねぇの?」

「そうか...なら仕方ないな。死んでもらうか....能力者!」


正直勝てるか分からない...下手したら殺されるだろうが、それでも俺は...


「(絶対にリルを護るっ!!)」

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