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テレビ
ストーブに灯油缶を戻す。コポコポと音がしたので、少し待ってまたツマミを回す。チッチッチッチッと鳴った後、ゴーッと火が付いた音がした。燃焼筒がゆっくりと色を変え、うっすらと独特な臭いがしたのを確認し、テレビの前に向かう。散乱したゲームカセットをティッシュの空き箱に戻してから、チャンネルをガチャガチャと回す。新聞のテレビ欄を見ながら、「今日は好きなアイドル出てないな。」と呟きながら、面白そうなところに合わせてから炬燵に潜り込む。すると、「にゃっ」と短い鳴き声が聞こえたので炬燵布団をめくると、いつの間にか潜り込んでいた先客が、大きなアクビを一つついていた。手探りでその毛並みを撫でていると、時計がボーンボーンと、7回鳴った。




