92話 焼きケーキ
鎮火した部屋に入ると武器が壁一面に飾られていた。
「見事だね」
「そう?私からしてみれば見慣れた風景だけど」
すると玄関のドアが開いた。
「ふぅ~始末してきたよ」
後ろには莉奈さんが居た。
「あっ、ちょうど私も帰って来たんだ」
「そうなんだ~って何故ドアが黒焦げなの?」
「ちょっと不法侵入してきた変態を始末してたから黒くなっちゃった」
「そうなんだ~」
私は莉奈さんの服装を見た、清楚な服装におそらくトレンチコートの人の血がこびりついていて見た目は殺人鬼なのかと疑うレベルだった。
「そういえば服洗えよ~血がこびりつくぞ」
「分かってるけどあの男の最期は馬乗りからの心臓突き刺しだったよ」
想像してみればえげつないやり方だと私はガクブルしていた。
「千尋、どうしちゃったの?」
「殺し方が物凄くシックセンシティブだなって……〇ん〇〇」
「ここで下ネタはやめてよね」
フローズンさんは笑って私を咎めたが更に下ネタが加速していった。
「今〇ん〇〇って言った!?〇ん〇〇って!」
「〇ん〇〇って言ったんだよ!!」
「だから〇ん〇〇って言うな!」
「〇ん〇〇!」
最後の方は下ネタだけで話をしていたので少し時間を飛ばした。
「それでさっきまで何の話をしてたんだっけ」
「しらん」
フローズンさんは机に置いていた箱を開けた、するとなぜか泣いていた。
「どうしたの?」
「ケーキが……焦げてる」
するとフローズンさんの纏う空気が変わった。
「よし、あいつを殺しに行こう」
フローズンさんは壁に掛けてあるロケットランチャーを取った。
「フローズン、それは駄目、殺すのなら例のリボルバーにしなさい」
「いいけど食べ物の恨みは消えないぞぉ!!」
そしてフローズンさんは窓から飛び出し、そして奴を見つけに出ていった。
「フローズンはああいう事をするから私が止めないといけないんだけどねぇ」
そして私はフローズンさんが帰ってくるまでの間、家に居候することにした。
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