76話 ミイラコンビ
闇医者に運ばれたのは私以外に一人いた。
「やぁ千尋」
それは綾瀬さんだった。
「綾瀬さんも連れてこられたんですね」
「ああ、背骨がバッキバキだよ」
「そうなんですね」
「千尋も背骨バッキバキか?」
「肋骨1本逝ってますね」
「そうか、だけど久しぶりにバカをしたからか昔を思い出したよ」
「馬鹿をしたから……子供の頃に何かバカなことをしてたんですか?」
「ああ、カー〇〇〇スとかこっそり見てたしなんならその車のマフラーに爆竹を仕込んだんだなぁ!」
「なんで見てたの?」
「だって興味を持ったから」
「いや興味津々な年だったのか!?」
綾瀬さんは案外メンズみたいな欲があった、ちなみにカー〇〇〇スをやってた男の方はDQNの風貌だったと覚えていた。
「しかし動けないとなると体が痛くなるよ」
「そうだね、体を動かしたくても怪我が突っ張るからね」
「あー動きてぇ」
一日は動けないので寺に帰ることはできなかった。
「暇だ」
「なら私のいい所で山手線ゲーム、ハイハイ、全部」
「千尋、それでゲーム終ったぞ」
そして私たちは暇すぎて寝ることにした。
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