66話 親和性
寺に帰ってきたがチビ二人がすり寄ってきた。
「おかえり~」
「おかか~」
「おかかおにぎりはないけどおでんはあるよ」
「やったー!」
チビ二人はおでんを持って寺の奥に走っていった。
「もう……壊黒にもおでんを渡しに行くから千尋は先に寝る部屋に行っておいて」
「わかったよ」
私は寝室に入ったがそこには切り裂きジャックが居た。
「……プッギャラボアァァァ!?!?」
私は驚きすぎて襖をぶち抜いてバックステップを踏んだ。
「エエエエエエェェェエエエ!?!?」
「あ、綾瀬さん」
「どうしたのよ一体!?」
「その部屋の奥にいた!!!」
「何が居たんだ!!!」
綾瀬さんも切り裂きジャックを見たのかバックステップを踏んだ。
「ふんっ!!」
「イテェェェ!!!」
私の上に綾瀬さんが乗ってもはや地獄のように重かった。
「重い重い!!!」
「なんでアイツが居るんだよぉ!!!」
切り裂きジャックがゴミを見る目で私たちを見ているが綾瀬さんの手を掴んで立たせた。
「ありがと……ってかどうしてここにいるんだよ!?」
「……結界、弱い」
そして切り裂きジャックはすっと消えた。
「結界が弱いから注意しに来たのかな」
「そうだけどさ……足踏まないで」
「ごめんって」
綾瀬さんは寺の周りを回ってから寝ると言っていたので私は眠ることにした。
(しかしどうして端っこで待ってたのか分からんなぁ)
私は眠ったが横にまた切り裂きジャックが居るような気がした。
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