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{完結済み}私のゴーストは優しくて強いのです。そして誇れる敵なのです!  作者: 猫こんた


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55話 悪でも善でもない切り裂き

路地に向かうと男が四肢がもぎ取られ、血抜きがされており、そして皮膚がはがされていた。

「……また犠牲者が」

その横には女性がその光景を見てショックで倒れていた。

「そりゃ人間の四肢が分離してたら気を失うよね……って見覚えのあるマークが胸に彫られてるな」

綾瀬さんは男の胸に彫られてある刺青をじっくりと見た。

「どうして綾瀬さんはこの死体を見て気持ち悪くならないんですか?」

「いやぁ、慣れちゃったんだよね、いや慣れたらだめだと思うけどこの仕事をしている以上、見ないといけないからさ」

私は死体を見てその場で吐いてしまった。

「まぁ普通の人間ならこれを見て吐くかショックで気絶するかなんだよね、というか大和組の三下共は大丈夫なんか!?」

「いえ大丈夫です、こういう光景は兄貴たちの粛清で100回ほど見せられてるんで」

「大和組も大変なんだなぁ」

「まぁ……親父の無茶ぶりで切り裂きジャックの捜索を命じられてるんで」

「切り裂きジャック……これをやった悪霊か」

「そうですね……って悪霊!?」

「ああ、この件はこっち預かりでどうだ?」

「そんな勝手に言われては……」

「ほら、携帯電話出せよ」

「綾瀬さん……一応この人極道ですよ?」

「そうだ、一応大和組だった……そんな上から目線で言われる筋合いはないですよ」

「それは分かってる、だが私を殴ってみろ、姉や伏黒さんが黙ってないぞ」

その声に怯んだのか舎弟2名は落ち着いた。

「あのなぁ、このことは明らかに私たちが得意っていうか職業柄解決しないといけないだわ」

「そうですが……」

すると奥で携帯電話を操作していた舎弟が綾瀬さんに電話を差し出してきた。

「おっす、伏黒ん」

「舎弟がミスをしたと思えばお前かぁ……どうした」

「切り裂きジャックの件についての事だ」

「うおっ……」

(親父とため口で話してる……俺たちだと殺されるぞ……)

「その件か、ちょうど話したかったんだ。今日話出来るか」

「ええ、今日の深夜空いてますよ」

「なら今日の11時、大和組の第二

「それとコンパニオンはいるか?」

「きもいなぁ」

「ハハハ……やっぱりそう言うよな」

そう言って電話を切った。

「と言う事だ」

「物凄く失礼なこと言ってませんでした?」

もはや舎弟は綾瀬さんに服従していた。

「いいや、一応知り合いだから対等に言える立場にあるんだ」

「なら俺たちの給料をあげてほしいと言ってください」

ここで舎弟がいらんことを言った。

「フン!」

綾瀬さんはいらんことを言った舎弟の頭を掴み、デコに膝をぶつけた。

「ぐおぉぉ!?」

「それ伏黒んに言っておく、ヤキ楽しめよ」

そして綾瀬さんはこの惨状を舎弟2名に任せ、綾瀬さんと私は大和組の第二支部に向かった

最後まで見てくれてありがとうございます。

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