42話 本当の悪霊
私は綾瀬さんに気になったことを聞いた。
「綾瀬さん、さっきの出来事でちょっと疑問なんですけど、いいですか?」
「どうしたんだ?」
「本当の悪霊って人間なんですかね」
「……それってどういうことだ?」
綾瀬さんの顔には少々戸惑いの感情が浮き出ていた。
「深い意味は無いんです、でも悪い霊を悪霊として封印しているのって……」
「そういう事か……人々は都合が悪くなるとどこかに隠したくなるんだ、私もこの仕事したくないんだ。でもこの仕事がないと人々の日々あふれてくる負の感情を抑えれなくなる、その結果悪霊が人々に悪影響を受けていくんだ……やるしかないんだよ……私も街にいる煌びやかな服に身を包んでヌタバでカフェラテを飲みたいんだよ……」
「だったらどうしてこの仕事をやめないんですか!?」
「私の血の運命なんだよ……!」
「……聞いた私が悪かったんですね」
そう言って私たちは下山した、だが質問をした時の綾瀬さんの顔が物凄く気になっていた。言っていたことは自身の本音なのかもしれないし、はたまた無理して言ったのか。
「でも本当の悪霊はどっちもどっちなのかな」
「綾瀬さん、それって」
「悪霊は私たちに危害を加えるでしょ?人間も人間に危害を加えるって思えば、人間も悪霊も同じ愚かさなのかなって」
「……そうですか」
「なんだその顔。よぉし、ヌタバで何かおごってやる、言ってみ?」
「私は抹茶ならなんでも」
「私はフラペチーノだー」
「カフェラテって言ってませんでした?」
「万が一は私が機能するからね」
言っている意味が解らなかったが私たちはヌタバに行くことになった。
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