34話 地縛
ご飯を食べ夜のパトロールに向かった私たちはとあるものを発見する。
「なんだこれ」
「私も見た事がないな、こんな光っている霊は」
少年の霊がまぶしいほどに光っていた。
「……だれ?」
「話せるタイプの霊か……うり」
綾瀬さんは少年の霊の頬をぷにっとつついた、すると頬がぽにょっとへこんだ。
「きゃーかわいぃ~」
「一応霊なんだよなこの子」
「そうだけどどうしたの?」
「あなたは何処から来たの?」
「うーんとねぇ、空から!」
「空かぁ……綾瀬さん、どういう事でこうなったんですかね?」
「空から来たんでしょ?多分だけど1日経てば元の場所に戻るはず」
「元の場所に戻りないなぁ」
その時、私の足元から鎖が伸びてきた。
「なにこれ!?」
「地面から鎖……新手の攻撃か!?」
私は高木を憑依させ、鎖を引きちぎった。
「ゴリラかよ……」
どこかから声が聞こえてきていた。
「やっぱりね……どこにいるんだ!?」
私はその鎖が引いていく事に気が付いた。
「どこにいるかな……このゴリラバカ!!」
「ああん!?」
私は地雷を踏み抜かれた気がした。
「だれがこの馬鹿って言ったんだ!!?」
「ち……千尋!?」
私は声の聞こえた場所に走って向かった。
「見つけたぁ」
私は奴の胸倉を掴み、そのまま空にぶん投げた。
「オラァ!!!」
「ドエェェェ!?!?」
その勢いのまま私は飛び、奴を地面に叩きつけた。奴は面白いほどに跳ね、どこかに飛んでいった。
「どこ行きやがったこのドブカスがァ!!!!」
「今思った、千尋をプッツンさせたらえらい目に会うことを……」
その時の綾瀬さんの顔はまるで天然記念物のようだった。
「どこだこのスットコが!!!」
そして私は落ち着き、自販機で飲み物を買った。
「急に大人しくなるなよ!?風邪ひくよ!?」
「まぁまぁ」
そして私はジュースを飲みながら適当に奴を探した。
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