33話 貴重な体験
綾瀬さんが帰ってくると座敷童ちゃんはいつものの部屋に帰っていった。
「どうして帰っていくの?」
「だって綾瀬が帰って来たんだよ」
そして綾瀬さんは私を見つけたと同時に誰かを私の横に寝かせた。
「どうしたのその人」
「この人か?千尋はどんな人だと思う?」
「一般人?」
「いいや違うぞ。この地域の極道だが……まぁ変なことを言うから見てくれっていう事だそうだ」
「極道……」
「一応私の友人の姉とのつながりだが……まぁ優しい人たちだよ」
「極道って荒くれものが多いイメージがあるんだけど」
「そうだろう、だが本当は違うんだよな」
するとこっちに向かってくる屈強な人が来た。
「どうも伏黒さん」
その人は明らかに裏の人間の空気が漂っていた。
「ああ、それでこいつは大丈夫なのか?」
「ええ、今は霊力が安定していますし何かが憑いている可能性がないですね」
「そうか、なら精神がいかれたのか……?」
「それは分からないんですよね」
「そうか……話は変わるが時代は進んでもこの敷地は進まないんですね」
「ええ、周りはハイテクな機器がありますがここはあの時代のままなんだ、だけど冷蔵庫やら家電はハイテクですよ」
「そうか……いつもここに来るとあの時代の心に戻れるものだ……俺がまだひよっこだった時の時代に」
「そうですね」
「あっ、今俺の話をうまい具合に受け流したな~」
伏黒さんと綾瀬さんはどうやら仲がいいようだ。
「それでさ、言いにくいんだけど……俺に何か憑いてないか見てくれ」
「何も憑いてないですよ」
「そうか……外道をばっさりしていってるから悪霊が背中についてそうだったからな……」
「それは老化じゃ?」
「そうだな、ガッハッハ」
豪快な笑いをかました伏黒さんは外に出ていった。
「極道ってあんな人なのか」
「まぁ……経験してきたからあんな笑えるんだろうな」
そして私たちはご飯の準備をした。
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