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心の声  作者: 明樂
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11/22

2年B組の秘密③

鞄からはシャーペン、ストラップ、お財布、下敷き、ノート、携帯、アクセサリー、メイク道具、お菓子などが出てきた。


「これは何?」


「……。」


「どうしたの?これは。」


「毬子が……買った。」


「……ふぅん。」


「もう、いいでしょ。鞄返して。」


「イヤよ。これ全部返しなさいよ。」


「これは毬子のなの!こうすればみんな毬子に構ってくれるでしょ?」


「……それはないと思うよ。こうやって盗んでる限り信用されなくなるよ。」


「……藍。」


「は?」


「藍は毬子のこと信用してくれるよ!ねっ?藍!!」

みんなの視線が一気にこっちを向く。


「ねっ?藍。そうだよね?毬子達親友だもんね?」


「……。」


「瀬川、どうなの」


「……私は…」


「藍っ!」

毬子が手を握る。


《毬子達は親友。だからこのクラスでいじめられてても、澪にキスをしても藍は助けてくれる。藍だけは……。》


「……毬子。」


「ん?」


「毬子は言ったよね。親友だって。」


「うん!」


「じゃあ何で親友に嘘つくの?」


「え……」


「貴方、私のもの盗んだじゃない。私見たのよ。筆箱漁ってるとこを。謝ってくれるならまだ許した。でもそれすらしてくれなかった。」


「違うの……。」


「毬子、あなたと親友になるのはまだ無理っぽい。」


「そ、そんな……なんで?毬子じゃダメなの?」


「……ごめんね。」

毬子はその場に座り込んだ。


「結愛ちゃん、次の命令は?」

毬子は座り込んだまま、話しかけた。


「みんなで考えといてあげる。」


「うん、わかった。」

毬子はまた教室から出ていった。


《藍、その……。》


「大丈夫だよ。澪くん。私澪くんのこと信じてるから。」

だから、毬子に何されても、別れないでね。

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