これがこうなった!!!
きゃったいへーん☆悲鳴のあった場所に行ってみたらお揃いっぽい鎧を着た人たちが一人二人残して他全員倒れてるじゃないですかヤダー!
しかもまぎれて、見るからに賊っぽいやつも倒れてて、うんまぁ襲われて不利な状況が目に見えて分かるよね!
しかもなーんか魔獣遣いが賊のなかに交じってるっぽい?そのせいでこんな大☆惨☆事なのかな?
うんうん、わかるよ…とてもわかる…
えっぐい!グロイ!!!圧倒的に語彙力を失うレベルでないわっていうしかないよね!!!けど無花果くんに憑依?またはなってるお陰であまり酷く拒否反応は起こさなかった
言い換えればすごく「現実味がない」「画面越しに見ている気分」とでも言えばわかるだろう
取り合えずこれってあの生き残りの鎧の人助けるべきだよね??ただ無花果くん自身も「人間」は討伐した事ないんだけど…
つまり私は死んでる鎧の人たちを蘇生しつつモンスター討伐すればいいのかな??あの賊たちは鎧の人たちに任せてもいいよね???いいよね!!
そうと決まれば即座にショトカ登録されている範囲復活アイテム「エーリク=サール」を取り出し鎧の人たち(故人)の中心辺り目掛けて投げ込みつつ回復スキルを選択してまだギリギリで立ち続けている鎧の人二人を回復する
突然だが、「イノセントゼクトオンライン」は職業をメインとサブでセット出来る
メインはその職業本来の力を完全に発揮できる。対してサブは一部を除いたパッシプスキルと職業スキルを使える
因みに無花果くんのメインは侍(火力特化で攻撃の振りが早い)サブはヒーラー。ソロ専だからね、自分で回復できるって最高だよ…ただ凄く操作が忙しいけど…
つまりだ、先ほどのように回復スキルを生き残りの二人に掛けつつ丁度、馬車の上に飛び乗ろうとしたモンスターを勢いに任せて刀で串刺しにしながら勢いよく馬車の上に着地する
その際に揺れてしまったのはご愛敬ってことで中にいた人はごめんね☆
どうやら自分たちを回復及び復活させた私を援軍と彼らは脳内処理したらしく驚愕を振り払い、賊の対処を優先させた模様。ヒュー!お仕事早いっすね!!
因みに言わずもがな私も私でモンスターのみの相手をすることによって、言わずとも役割分担が出来てしまった…野良、しかも私が乱入した割にナチュラルにこういったこと出来るってあの鎧の人たちって本当に優秀ですよねぇ…
因みにこの場に居る人達はもれなく皆血まみれだ。お洋服着替えたい…
戦いが終わり、鎧の人たちは賊の身分確認的なことをしているのをしり目に私は馬車を盛大に揺らしてごめんねって馬車内の人に言おうと、それだけを言おうと扉を開けると男女がそこにいた
すっごく顔面偏差値高いなぁとか思ってたらさっき生き残ってた鎧の人の一人に盛大に頭を叩かれた。ごめんって!デリカシーというか空気読まないでごめんなさい!!!
というか今更ながらに思ったけど、私…言葉通じるかなぁ…!