1話
第1話
生還戦線
それは生き残る為の戦い。
西暦2020年に事件は起きた。
謎の生命体通称「メネシス」が地球各地に襲来し人々を突如無差別の大量殺戮や人を捕獲したりされ各国の軍ではこの「メネシス」に苦戦を強いられていてとても歯がたたなかった。
そこで日本の陸上自衛隊は機動歩兵と呼ばれる巨大人型兵器を開発し、戦線に投入された。
日本では機動歩兵の投入により戦地で苦戦を強いられていたのだが徐々に戦いの主導権を握り始めたのをきっかけにアメリカを中心とする連合軍でも機動歩兵の開発に着手され、約2年後に地球から「メネシス」を追い出す事に成功した。
2年前…
「こちら第32歩兵中隊。増援を!増援を求む!!」
日本の神奈川県小田原市市街地では自衛隊はメネシスと遭遇し戦闘に発展したが通信機から返って来るのは雑音しか無かった。
「クソッ!」
「いてぇ!重たいんだから無闇に叩くな!曹長。」
野戦基地と連絡を取っていたのは星川祐輔、第32歩兵中隊の曹長である。
背中に通信機を背負って叩かれたのは山本佑河、第32歩兵中隊の伍長である。
「2人共!なにボケッとしている!!さっさと来ないか!」
「はっ!すみません隊長!」
「それで応答は?」
「返答すらしてくれません。隊長どうしましょうか?」
隊長と呼ばれた男は中島博樹この第32歩兵中隊の中隊であり階級は大尉。精鋭のエリートであり頼れる隊長さんである。
「……一時避難する!皆ついて来い。」
「了解しました。」
「隊長!あそこに民間人が!」
「何!?メネシスが……全員救助に行くぞ。」
「はっ!」
第32歩兵中隊は瓦礫や塀を盾に伏せたりして四本足に手には剣のような物を所持していて民間人を次々と体を容赦なく斬り刻み殺して行く。
中隊長の中島は部隊員に射撃を命令し隊員達が発砲して放った銃弾がメネシスの体に吸い込まれるように沢山弾痕が出来た。
次の瞬間に一体、また一体と3体のメネシスを射殺。
「君達大丈夫か?」
中島は安全を確認した直後に素早く助かった民間人3人の元へ走って行く。
「あ…ありがとうございます。」
「動けるか?」
「大丈夫です!」
「なら良かった。では安全な場所まで我々が案内するのでついて来てください。」
「はい。」
自衛隊員数十名は民間人を連れて一旦野戦基地に戻るがそこには無様なやられた姿しか無かった。
「なんてこった…」
「野戦基地が破壊されている?」
この隊の副隊長が隊長に話しかける。
「隊長…どうしましょうか?」
「城に行き救助を要請する!」
「了解しました。」
一同は小田原城へと向かう。
だがそう簡単に行ける訳ではなく着くまでメネシスの激しい攻撃に晒されて屋内に一時避難した。
「隊長…!このままでは!」
必死に抵抗をしている兵士から指示を欲しがっていた。
中島は肉眼で屋外を見渡したがメネシスの量が凄くとてもこの人数ではあと少ししたら殺されるであろう。
中島は全員に指示を出した。
「皆。ここから出るぞ。この場に留まっていてもいずれかは奴らに殺されるだけだ。」
「わかりました。脱出路を作ります!」
「では合図で反対側に横断するぞ!」
32歩兵中隊は路肩に出て迫り来るメネシスに向かって銃撃を開始する。
銃弾の雨に流石のメネシスも突破出来ずに立ち往生してしまう。
「レディー……GO!GO!GO!!」
中島の合図でまずは民間人がと回りを囲みながら応戦する兵士、それに続いて残りの兵士が銃撃しながら道路を横切り渡りきった。
だが、その直後に悲惨な運命が待ち受けていたがそんな事は誰も知らなかった。
その後、民間人3人と第32歩兵中隊は4人だけとなってしまい7人は助かったのだが部隊は事実上壊滅となってしまった……
皆さん生還戦線を読んでくださってありがとうございますm(__)m
この作品は著作権がなんたらとか言って機動戦士ガンダムが引っ掛かってしまいその穴埋めと言う形でスタートしました(笑)
これからよろしくお願いします。