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00話 叶 真矢はあるゲームを買った。

生暖かい目でよろしくお願いします。<(_ _)>

西暦xxxx年xx月xx日、日本にてあるゲームが発売された。

あるゲームとはーーー女性向け恋愛ゲーム、いわゆる乙女ゲームと呼ばれる類のゲームである。

そして、そのゲームはネットなどを通じて徐々に徐々に売れ行きを伸ばして行く。


そしてまた、このゲームを手に取る人物が一人。


「ふ、フフフ。やっと買えたわぁ!バイトを頑張った甲斐あったわ。あぁ、この子の表情がたまらないわぁ。早く家に帰って始めなきゃ!……………どんな表情でデレてくれるのかしら。あぁ、楽しみ!」


そんな独り言を呟きながら顔を落としつつ歩く女性。彼女の名前はかのう 真矢まや。乙女ゲーが大好物のコミュショーであり、絶賛高校への不登校最長履歴を更新中である。


ちなみに、彼女の言うバイトとは家の手伝いのことであって、断じてコンビニやレストランなどでするモノでは無い。


中々に残念な中身をしているようだ。


「…………ただいまぁ。」 


小さな声でなるべく音を立てないように玄関のドアを開ける。長年の癖が、彼女に『周りに気付かれない、邪魔にならない』という行動を無意識にさせていた。


家には今は誰も居ない。両親共々バリバリ働いているので夜にしか家族全員揃わないからだ。

それ故、彼女はゆっくりと二階に上がり自室の明かりをつける。


そして、


「さぁ、始めようか?……………何を?……………………乙女ゲー祭りを!」


そう言い、ゆっくりとゲームの包装を引き剥がし始めたーーー

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