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ミコの影帽子 夢心背話(ゆめうらせばなし)  作者: 心環一乃(ここのわ むの)
第4話 影が忍び寄る盛花祭
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第4話_忍び込む七つの影

 深夜。栄華会館地下最下層、地下365階。大宝庭と呼ばれる、花一族の宝を保管する最強金庫室。

 そこに現れる七つの怪しい影。一人が前に進み出ると金庫の蓋となっている巨大な扉に備え付けられたコンソールパネルを慣れた手つきで操作し、あっという間にロックを開ける。扉が開き、七人全員が中に侵入し、たくさんある保管庫のひとつ、リバムークを保護しているものの前に駆け寄った。そこにまた、先程金庫のロックを開けた者がプレートを差し込み、パスコードを入力する。程なくして保管庫のロックも解除され、蓋が開き、眠るリバムークの花とその種が姿を現した。

「これがリバムーク。幻の愛か」七人いる影の一人が呟く。

「そうだ。花一族にとっては久々の至宝、金の卵となる花だ」別の影が答える。

「だが、あの女が持つ神々の設計図とやらに比べればやはり金にしかならないという点で劣る。故に、我らはこれを餌に、あの女――レインから設計図を奪い取る!」

 また別の影がそう告げると、その場にいた全員が頷いた。そしてその者達は、リバムークとその種をひとつ残らず回収すると、その場から消えた。

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