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第3話_ミコちゃんは世話好きです
スノウが倒れたことを受けて、これまで岩の上に座っているだけだったミコは、ようやくその身軽な腰を上げて、倒れたスノウの方へ歩み寄った。一歩一歩、雪を踏みしめながら。
そしてスノウの肌に触れてみると、案の定――冷たかった。この寒中雪天の中、全力で走って追いかけてきたのだ。身体は火照っているようでも、その実外側から確実に熱は奪われていたのである。それなのにあんな冗談でからかった自分を、ちょっと恥じた。
「まったく……面倒かける子なんだから、この子は。でも、仕方ないわよね? 命の危機――なんだものね。放ってはおけないわ」
ミコはスノウを抱き上げると、崖の一点に開いていた洞窟に向かって歩きだした。その身体は、変わらず軽かったが、昔に比べると、少し重くなっていたようにも感じられた。順調に成長してるのね――ミコはちょっと嬉しくなった。




