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混沌への序曲
20世紀アメリカが産んだ恐怖小説家H・P・ラヴクラフトの「クトゥルー神話」をもとに、
舞台を日本に移し初心者向けにわかりやすく且つ、楽しめるように心がけました。
クトゥルーファンの方々におかれましては当作品は至らぬ点も多々あるとは思いますが、
寛容なお心で接して頂ければ有難く思います。
また、クトゥルー初心者の方々はこれをお読みになってさらなる関心を高めて頂ければ
私の意図は達せられた事になります。
どうぞ皆様の宇宙意識の中に超自然的恐怖が蔓延いたしますように…
尚、ジャンルはホラーになっていますが「青春」「恋愛」モノに近い内容です。
お気軽にお楽しみ下さいませ。
序章
夢を見ているの?
流れに身を任せ私は死の川を下っている
灰色の厚い雲が頭上を覆い濃い霧の中で木々がざわめいている
これは夢に違いない 私は夢を見ているのだ
行く先もわからずただ私は流されている
遠くから聞こえてくるあれは何?
意味不明の言葉の羅列…声…叫び
近づいてゆく…永遠に繰り返される悪魔の呪文
「…ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ
うがふなぐる ふたぐん ふんぐるい…ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう…」




