彼女達の愛した原作について
以下は作中作に関するメモです。
これは、以前私が書いたはいいけど発表に至らなかった一次創作を元にしています。
◆『黄昏戦線』とは、Web発の架 空の軍記物・ダークファンタジー小説(およびそのメディアミックス作品)である。
過酷な戦場を舞台に、国家の興亡と、そこに命を懸ける兵士たちの泥臭い人間模様を描いたヒューマンドラマ。
◆概要
親兄弟を敵兵に惨殺され、復讐のためだけに生きる兵士たちの葛藤、そして硝煙煙る戦場での命のやり取りが描写される。
特に終盤、主要キャラクターたちが次々と凄絶な最期を遂げる鬱展開は、ファンにトラウマと感動を植え付けた。
◆登場人物
・カタキハ・ウツゼ
「俺は死なん。この命は、奴らの喉元を噛みちぎるためにある」
本作の主人公。特攻部隊の隊長を務める若き軍人。
幼少期に親兄弟を敵兵士に目の前で殺されており、その復讐心と激しい執着心から「戦場の狂犬」と恐れられる戦闘狂。
常に真っ先に前線に飛び出す無茶な戦い方をし、上司や軍医からは「いつか死ぬぞ」と忠告されているが、「俺は死なん」と言い張り、ボロボロになりながらも生還し続けていた。
【作中での最期】
終盤の「第三次防衛戦」にて、撤退戦の最中に敵の奇襲を受ける。その際、丸腰だった軍医のサジオを庇い、無数の銃撃を浴びて死亡。
死の間際までサジオを守るように盾となり、「死なん…俺は…あいつを連れて、帰るんだ」と微笑みながら息を引き取る。その凄絶な死は、多くの読者に衝撃を与えた。
・サジオ・ナゲナイ
「僕の目の前で死ぬことは許しません!僕は絶対に、匙は投げませんから、貴方も諦めないでください」
本営の救護班を統括する若き天才軍医。
温和で気遣い上手な性格。泥塗れの戦場にあっても知性と優しさを失わない高潔な人物。
その一方で、医者としての腕と信念は恐ろしく強く、どんな重傷者であっても治療を諦めないことから、兵士たちからは「サジオ先生が諦めない限り、俺たちは死ねない」と絶大な信頼を寄せられている(名前の由来もここから)。
いつも無茶をして大怪我を負って帰ってくるウツゼのストッパーであり、彼の包帯を巻くのが日常茶飯事となっていた。
【ウツゼ死亡後の動向】
ウツゼが自分を庇って肉壁となり死亡した際、慟哭。敵兵の手から逃れるため、仲間達の遺体の山に隠れて息を潜め、一夜を明かすという壮絶な経験をする。
その後、ウツゼが最期に遺した形見のナイフを握りしめ、ボロボロになりながら死線を潜り抜け、本営で待つ支援兵のヒロイン・ミケコの元へと送り届けた。
・オドケテ・タスク
「まーまー硬いこと言うなってウツゼ! 生きて帰ったら、ミケコちゃん交えて盛大に街で遊ぼうぜ!」
部隊に所属する、ウツゼの友人。
常に軽口を叩いて周囲を和ませる、部隊の絶対的なムードメーカー。大の女好きを公言しており、本営で待つミケコにも事あるごとに猛アタック(玉砕)を繰り返しているが、仲間を想う気持ちは誰よりも強い。
作中中盤では、本営に斬り込んできた敵に対しても「ミケコちゃあん、俺のかっこいいとこ見ててねー!」と普段通りの笑顔で対応。
最期はミケコの膝の上で、「ずっとこうしていたいなぁ」と甘えるように息を引き取った。
・シラベ・フミノリ
「……記録は正確に。それが、僕たち通信兵の戦いだ」
本営と前線をつなぐ、陰気で物静かな通信兵。
極度の人間嫌いで滅多に口を開かないが、驚くほど文字が綺麗で文章が分かりやすい。彼が戦況記録や仲間たちへの伝令をする様子は地味に大事な場面としてよく取り上げられる。
彼もミケコに対して深い憧れを抱いており、彼女に文字を教える等して仲を深めていた。
比較的序盤、長のリフジンによって通信塔ごと孤立させられ、敵に捕獲される。
情報を吐かずに拷問死させられ、死体を基地の近くに放置される。
・クジョウ・ミケコ
「全員で帰るって約束しましたよね……? なんで、サジオさんしかいないんですか……?」
本営で救護や物資調達を担当する支援兵のヒロイン。
名前の由来は「下剋上」から。
過酷な戦場にあって、男性陣(ウツゼ、タスク、フミノリ)から「彼女の元へ全員で生きて帰る」という約束の象徴として、聖女のように慕われていた。
しかし、リフジンの罠によってサジオ以外の全員を失い、サジオからウツゼの形見のナイフを渡されたことで精神が完全に羅刹へと転じる。
最終回にて、すべての黒幕であるリフジンをそのナイフで惨殺し、血塗れの「下剋上」を果たした。
その後、罪を一人で背負い、静かに姿を消す。
・リフジン・スギル(上官)
「兵の命など、私の栄光とミケコを飾るための消耗品に過ぎんのだよ」
本作の諸悪の根源であり、ウツゼたちが所属する部隊の最高権力者(上官)。
名前の通り「理不尽すぎる」冷酷非道な性格。自らの出世欲と、ヒロインであるミケコを力ずくで独占したいという歪んだ支配欲のために、ミケコを慕い、またミケコからも大切にされているタスク、フミノリ、ウツゼらを「邪魔者」とみなし、わざと勝ち目のない死地へと次々と送り込んだ。
その徹底した悪役ぶりから、ネット上では「フィクション史上最悪のヘイトキャラ」「お前だけは絶対に許さない」と日夜アンチスレが乱立するレベルで嫌われている。
最終回でミケコに殺害された際は、全読者が歓喜した。
カップリング・ファン層の動向
本作はキャラ二次創作(特に腐向け・NL)が盛んである。しかし、解釈の違いによりジャンル内での学級崩壊や過激な派閥争いが絶えない。
・ウツゼ×ヒロイン(公式NL)
本営で待つ支援兵ヒロインと、前線で戦うウツゼの王道カプ。サジオが最終的に二人の「絆の架け橋(遺品配達)」となったことから、公式至上主義派や切ない悲恋を好む層から支持を得ている。
・ウツゼ×ナゲナイ(ウツナゲ)
腐向けにおける大手カプ。「狂犬肉食系攻め×理性的スパダリ受け」として好まれる。ウツゼがサジオを力ずくで組み伏せるようなヤンデレ化・監禁ネタの二次創作が日夜大量に量産されており、投稿数も多い。
ミケコよりナゲナイの方が接点も話してる時間も長いだろ!というのが彼女たちの主張。
・ナゲナイ×ウツゼ(ナゲウツ)
マイナーカプ。
「ウツゼの死によって、一生消えない巨大な感情(呪い)を植え付けられたナゲナイこそが真の攻め(執着攻め)」とする派閥。
ウツナゲに対して「公式のナゲナイはそんなに弱くない」「ウツゼの男気を汚すな」と激しい拒絶反応(地雷)を示す過激な固定信者が多く、一部の狭いコミュニティ(アンチスレなど)にて、解釈を煮詰めている者も居る。
元ネタを寓話にしたもの→
https://kakuyomu.jp/works/822139843341901189
◆『毒を喰らわば攫うまで』とは、魔王軍側から人間軍に対して拗れた関係を調停し和平に導くまでを描いた内政時々グロリョナエロ漫画である。
◆登場人物
・アンジュ=ポイズナー
毒使いの女。人間。魔王軍四天王の一人、ザムザの擬態した大金持ちから金を奪うために暗殺しようとしたら胆力と毒知識を買われ、誘拐されて四天王補欠にされる。
お色気お姉さん。
殴り込んできた勇者たちをよく飼い慣らし下僕にしている。
主人公だが毎回リヨナに人気投票で負ける。
・カヨイ=クロネ
魔界に殴り込んできたがアンジュに惚れて下僕になった元勇者。ネクロマンサー。ザムザに頼まれたアンジュに頼まれ先代四天王を擬似蘇生させられる。
アンジュ以外どうでもいい。
・ザムザ=ラギーリ
蟲使いの男。魔王軍今代四天王のうち一人。
先代四天王が全滅したあとやたら親身に魔王や古参に取り入り、新たな四天王を探そうと言い出していた。
その正体は人間側のスパイ。先代四天王を倒した最強勇者を育て、警備の薄いところから招き入れ、全滅を誘発した過去がある。
幼少時、魔女の肉とは知らずリヨナの肉を食べたことで魔力が跳ね上がっており、人間の限界を超えた。
その後先代四天王・アニマ=ルセラピーに村を滅ぼされ、復讐を誓った。
魔王側にも事情があったと知り、現在は正体を隠しながらも純粋に和睦のために力を尽くしている。
・リヨナ=クルエル
人間界との和平交渉を担当していた合法ロリの魔女。人間達に裏切られ、村(ザムザの出身地)や軍により、その血肉を不死の妙薬として奪われては再生し続ける地獄の数年間を過ごした。エログロリョナ担当。
先代四天王・アニマ=ルセラピーに助けられ、忠誠を誓う。しかし数年後アニマ達四天王をザムザが導いた人間界の勇者パーティーに殺される。
地獄の数年間のせいでまともに人と会話が出来ず、ザムザが裏切り者という告発もろくに出来なかった。
ザムザに殺意を抱いている。
どんなに酷い目に遭わされても耐え抜き、アニマに救われた後は一途に健気に敬虔に尽くす。
その姿に惹かれる者も少なくないとか。
現実で学校や家などで虐げられた経験を持つ者によるファンコミュニティも作られているらしい。
・アニマ=ルセラピー
マッドサイエンティストだが仲間にはそこそこ優しい先代四天王。拠点にいっぱい魔物を飼っていた。(アニマ死後はリヨナが面倒を見る)
リヨナ救出の際リヨナを搾取していた村と軍を皆殺しにするが、その時森の中に狩りに行っていたザムザは取り逃してしまう。
リヨナに懐かれて恋い慕われて満更でもなかったが、妹のようにしか彼女を見ていなかった。
・偽アニマ
アニマの遺体から作り直された影武者。
ザムザの手駒だが自我はある。生意気ショタ。
リヨナに拉致され、「前世の記憶を思い出して下さい」と泣かれて戸惑う。
宥めている内にリヨナが可愛く見えてくる。
・魔王ミューズ
穏和でふわふわした魔王。雪のような衣装。
ザムザを怪しいと思いつつも有能かつ今のところ裏切る様子はないので頼っている。
リヨナを外交に送り出したことを後悔している。
・他先代四天王
男の娘、ボーイッシュ女子、クールマッチョ
・他新生四天王
元魔界革命軍の神輿、のんびり屋の魔神




