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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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160/299

160◇ライトニング&素手

160◇ライトニング&素手

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「マーティン様、今のが「ガレージ」で?」


「そうだよ。僕もまだ使い慣れていなかったから収納するのに少し手間取っちゃったけど、実際に持たずに仕舞えるんで便利だよね。」


あれ、3人ともドン引きしてる。

まぁ500kgはあろうかというグリズリーの最大級クラスと同じデカブツをシュっと消して持ち運べるんだから気味が悪いよね。

え?

軍では投石機クラスを収納出来るのは魔導師クラスなんで俺が出来るのがおかしいって?

まぁその点については「部外秘」の一言で黙らせる。

うん、後で荷馬車に積み替えるからね。


それから更に1時間ほど進むと少し小型の5頭くらいの群れを発見した。

たぶんグレイウルフだろう。

こちらが風下なんで匂いで気付かれる事はない。

そっと近寄り、30mくらいまで接近した時に群れを挟む様にして立っている木の幹に雷雲を纏わせる。

空気が軽くイオン化してピリピリするのをグレイウルフの群れも感じたのだろう。

匂いを嗅ぐ様にキョロキョロし始めた。

雷雲に十分電荷がチャージされたところでグレイウルフの群れに向かって一気に落雷を開始する。

両端の個体から順番に倒れていき、中央の一番大きい個体には両方から同時に落雷して弾ける様に倒れた。


「さて、トドメをさすよ。」


俺は近寄って両手で心臓の裏表に手を当てて放電させ、心停止させる。

最後の一番大きい個体は既に死んでたが。


後ろから見ていた3人はまたもやドン引きしていた。

え?

グレイウルフは素手で対処出来る相手ではないって?

素手じゃないでしょちゃんと魔法を使ってたよね?

そう言うと黙り込んだ。

とりあえずこの5頭もガレージに収納する。


うん、それなら次は本当に素手でやってみようか。

更に探索を続け、今度は小さめのレッサーベアーを発見した。

小さめと言っても身長は大人の背丈くらいある。

体重は100kg程度かな


まずアシスト系3種類のパワー、スピード、センスを最大まで自分にかける。

これで最大2倍まで増強される。

次に強化のストロング系のロバストを関節以外の体表にかける。

これで全身金属鎧を着たのと同じ効果がある。

更に締結のバインド系で関節を強化する。

これで可動範囲を指定し、それ以上は外力で動かない様にする。

最後にグラビティ系で自分の体重を2倍にし、逆に触れた相手は0.5倍にする。

これで自分を起点に姿勢が決まらなくなった相手を一方的にどつける。


さて、相手を見つけてそのままドスドスと近寄る。

相手は俺を餌発見と思って近寄る。

お互いに接触したところでどつきあいが始まる。

相手の攻撃は打つと自分が軽くなっているので反動でふらつく。

もちろん、見えないけど全身鎧状態の俺は傷ひとつ付かない。

俺の体重は2倍になっているので、高いステータスで拳にも纏った鎧に任せて相手の顔をどつく。

相手は爪を構えて斜めに引っ掻いて来るが、これまた全身金属鎧相当でツルっと滑って手応えが無い。

鎧は体表から2cmくらいの厚みがある様で服もほとんど破れなかった。

そうして10分ほどどつきあいをしていると相手の動きが大雑把になってきた。

相手が噛みつこうと口を出したところで横向きに鋭く鼻先を蹴り飛ばす。

少しふらついたかと思うとどうと倒れた。

そこに思いっきり飛び上がって全体重を掛けて首を踏み抜き、骨を折る。

小さめとはいえ、素手で一丁上がりである。


今度は本当にドン引きされた。

同時に集まって来て体中を調べられる。

そこで触感で俺の全身鎧状態を確認し、全員から軽くどつかれる。

なんでや。


「仕組みを説明するからどつかんといて。」


俺が言うとやっと離してくれた。

そして先ほど自分と相手に掛けた4種類の魔法を説明する。

理屈はちゃんと通っているので納得してくれた。

しかし2度とやってくれるなと叱られた。

アレは見ていて生きた心地がしなかったとのことだ。

まぁ俺も前世の熊退治の似非武道家の鼻を明かせたので満足だ。

小さめとはいえ、「弱っていない」熊は結構強いぞ。


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