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※短めです
ローズを見送った後、フーシェと2人っきりになった。
「何故護衛ごときに1人部屋を用意しなくてはならないのでしょうか。陛下は風呂付きの部屋をと言ったがとんでもない!こんな貧相な男を連れてきて、ローズ様は一体何を考えていらっしゃるのやら」
全部聞こえてますよ。フーシェ。
「ここがあなたの部屋です。浴室は騎士団のを使ってください。では」
フーシェはそれだけ言うと立ち去ってしまった。なんという奴。そこまであからさまにしなくても良いだろうに。
「すごい!」
これは護衛の部屋じゃない…。豪華すぎる。
「あ。お風呂」
どうしよう。絶対女性用とか無いよね。…ローズに借りるしかないか。
コンコン
控えめにローズの部屋を叩くと、どうぞーという声がした。
「失礼します」
その声に驚いたのか、ローズは駆け寄ってきた。
「リオ!どうしたの?こんな時間に」
「ごめん。…お風呂貸してくれない?」
お願いとしてはとても言いづらい。
「お風呂?別に構わないけれど…。どうして?」
「フーシェに騎士団用のお風呂を使えと言われた」
「わかったわ。何時でも使って頂戴。合い鍵を陛下に頼んでおくから」
「ありがとう」
ローズの優しさは毎度毎度ありがたい。