幕間② 竜の巫女クロハ
「それにしてもユウタ、疲れたわ。癒して」
「クロハさん?」
「あの竜たちの相手は疲れるのよ。とりあえずそこに座って。そして私を甘やかして」
仕方なく、俺は床に座った。
「……クロハ、おいで!」
「うん♪」
クロハは俺の膝に抱きつくと、満足そうに甘え始めた。
「あぁ、いいわ。最高! 父性と母性のハイブリッド! 他のメスが群がるのも理解できるわ」
俺は優しくクロハの髪を撫でる。
「あぁ~、もっと撫でて~」
さっきまでの神秘的な少女はどこにもおらず、ただの少女がそこにいた。
「明日からもがんばりゅ! また来るね!」
クロハは満足そうに帰っていった。
そして夢から覚めると、朝だった。
早く目が覚めたので、いつもより早めに学校へ行くと、教室にはミホがいた。
「……おはよう! ミホ?」
「……おはよう、ユウタくん。昨日はお楽しみだったみたいだね」
「どうした?」
「今朝起きたら、クロハが『昨日ユウタに超甘えたの、ミホにも見せてあげるね!』って、昨日の夢の記憶を見せてきたんだけど……クロハと毎日あんなことしてるの?」
すごい圧のある声で、ミホが聞いてくる。
「……」
俺はミホの隣の椅子に腰を下ろし、無理やり膝枕をした。
「!!! ちょっと! こんなことで誤魔化され……あぁ……」
「……ミホも甘えたかったんだよな? しっかり甘えていいぞ?」
「……ちがっ、そうじゃ……スヤ……」
俺が本気を出せば、救世主だってただの少女だ。
その後、登校してきたリアとシアに見つかり、面倒なことになった。




