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ユウタと少女たち② 皇女シア
「……だめですね、リア。自分の意見ばかりで、相手の意見を聞かないなんて。セラフィナお姉様と同じですよ?」
「あんな暴君と一緒にしないで!」
そう言ったのは、南の国の皇女シア。リアの従姉妹でもある。ちなみに2人は容姿も似ていて、小柄だ。リアは金髪で、シアは水色の髪をしている。
「私も、この4人で国を運営するのは賛成です。だけど、私が南の国の国王になるべきじゃないですか? セラフィナお姉様は強いけど、人脈が弱いから勝機は十分あります。ミホとユウタもそう思いますよね?」
「えっ? 私はその国政には興味ないかな?」
ミホは歯切れ悪く答えた。彼女には他の人には言えない事情があり、卒業後の進路もすでに決まっているのだ。
「ミホまでそんなこと言うの? まさか、あんたたち、卒業後に2人で何かしようとしてるんじゃないでしょうね?」
「それは……その……」
「リア、シア。この話はやめないか? 2人を出し抜いて、ミホと何かしようというわけじゃない」
「えっ?」
「……ん?」
ミホが何かつぶやいた気がするが、気のせいだよな……。




