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アースガルズ・ガール  作者: カサノクロドミ
第2章・車椅子の少女と歌姫
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車椅子の少女と歌姫①

「お兄さんも歌姫さんを探しているのですか?よかったら一緒に探しませんか?」


車椅子に乗った少女がユウタに問いかけた。


「……面白そうじゃないか、協力してくれるかい?お嬢様?」


「あまりその呼び方は好きじゃないです。……カエデと呼んでください」


「おや、失礼。私のことは下僕とお呼びください」


ユウタは冗談めかして言う。


「わかったわ。下僕、肩を揉みなさい!」


「はい……冗談ですけど?」


「早く、下僕〜。肩を揉んで」


仕方なく、ユウタはカエデの後ろに立った。


「……本当に揉むの?」


「はよう!」


「……では失礼して」


ユウタは肩に触れた。


「……恥ずかしいので、やっぱなしでお願いします、お兄さん」


慌てて肩から手を離すユウタ。


「……お兄さん名前は?」


顔を赤くしながら、カエデが聞いてきた。


「ただのセクハラ野郎です。すみませんでした!」

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