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コーソク魔法を使って学園内に入ることができた。
なんやかんやでこの魔法、ピンチを切り抜けるのに役立っている。ま、校則魔法に至ってはこの学園内でしか使う機会がないけど……。
だが……
「ちょっとアンタ! 待ちなさい!」
校舎に入ろうとしたら再びあの黄髪の風紀委員に止められた。
「何ですか?」
「アンタの制服、アンモニア臭いわね……何があったの?」
街を歩いていたらピンク髪の聖女に98歳老女の尿を掛けられ、小便で洗濯されたんですけど……ボクは正直に答えると
「やっぱアンタ侵にょ……侵入禁止! 出て行きなさい!」
そんな事言われても不可抗力……ボクが必死に抵抗していると
「まぁまぁ、そこまで目くじら立てなくてもよろしくてよ」
いかにも貴族、といった風貌のお嬢様がやって来た。
「あっ、悪役令嬢さま!」
そんな肩書きねーだろ!? それって本人目の前にして言うセリフじゃない!
青髪の毛量ハンパない悪役令嬢……釈迦堂さんにそっくりだ。
何かそっくりさん多くない? 続くよー!




