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ボクは校門の前で、風紀委員と称する女子生徒に行く手を阻まれた。
「差別じゃないわよ……ただ、アンタの格好が校則違反なのよ!」
「えっ、どこがですか!?」
ボクはあらかじめ女神が用意した学校の制服を着ている……ハズ。
「甲冑での登校は禁止よ!」
しまった! そういや聖女の家(病院)で制服を洗濯してもらったとき、代わりに着ていた甲冑を返すの忘れてた!
「どうりで重いと思った」
「えっアンタ気づかなかったの?」
これは困った。かと言ってココで着替えるワケにもいかない。
「あの、校内(更衣室)で着替えさせてもらうことは……」
「できるワケないでしょ!? アンタばかぁー!?」
仕方ない、ここはコーソク魔法で突破しよう! 拘束でこの人を縛り上げてもいいし、高速で逃げてもいいだろう。ボクは魔導書に表示された呪文を唱えた。
「カッチュー ノ トーコー オケ」
すると、
「まぁ校則に書いてあるなら仕方ないわね……通りなさい」
……校則魔法だった。
「コーソク」と言った瞬間にオチ読めたよね? 続くよー!




