624/648
617
ボクは2階から小便をかけられた……さすがに許せん! 慌てて家の住人らしき人が下りてきたが、こうなったら勇者行為を発動せねばなるまい。
「すみません! そっその、下に人がいるとは思わなくて……」
――あれ?
現れたのは修道女の格好をした(もちろん史実に基づく衣装ではないヲタ好みのヤツ)少女……つまり聖女だ。しかもこの人、髪色がピンクですごい毛量……初狩さんにそっくり! いや、でも彼女が異世界にいるハズがない。
「あのっ! 洗濯しますのでどうぞ中に」
お詫びのしるしに金品でも強奪しようと思ったが(勇者行為なのでノープロブレム)、相手が初狩さん……によく似た聖女だったのでやる気も失せた。
「こちらです……痛っ!」
部屋は2階にあるらしい。階段を上る途中で聖女がコケた……ドジっ子まで初狩さんにそっくりだ。
※ ※ ※
「どうぞ、これを着てお待ちください」
2階に案内されたボクは洗濯の間、服の代わりに甲冑を着せられた……重いよ。
えっ、私ドジっ子じゃないけど(←自覚なし)。続くよー!




