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「ZZZZ……」
となりの席の「魔法少女」初狩マミさんは、頓珍漢な回答をすると教科書を逆さまに立てたまま再び寝てしまった。ZZZZって何だろう? ずぃーずぃー? ゼットゼット? いずれにせよ、そんな音を立てて寝る女子は可愛くない。
すると突然、となりの席で〝ピキーンッ〟という音が鳴り、授業中ずっと寝ていた初狩さんがガバッと飛び起きた。
「大変! SA団が悪だくみをしているわ! 早く止めないと……」
初狩さんはワケのわからない独り言をつぶやいた。何だよSA団とかいうダサい名前は? それとピキーンッていう音はどこから出た!?
「先生! 疲れがひどいので保健室に行かせてください」
さっきまで十分な休養(居眠り)をとっていたが?
「あーいいよ! 行きなさい」
先生は投げやり……きっと初狩さんの内申書は最悪だろう。
「おぃ保健委員! 初狩を連れてやってくれ」
「はい」
ボクは先生に返事した……そう、保健委員はボクだ!
まだ続くよー!




