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 ――ドックン、ドックン。




 自分の心臓の音が聞こえる。



 ここは学校の屋上……穏やかな風の音以外に雑音はない。だから心臓の音がハッキリと聞こえてくる。



 普段は絶対に入れない場所……でもなぜかボクはこの場所にいる。




 目の前には……『魔法少女』!




 魔法少女は目を閉じると、ボクの肩に手をかけた。




 ――えっ、まっまさか……キス!?




 ドクンドクンドクン……心臓の音が倍速になった。



 魔法少女はつま先立ちになると、顔を寄せてきた。肩を掴まれているので身動きが取れない。



 ど……





 ――どうしてこうなったぁああああああああっ!?



続くよー! ブックマークよろしくねっ!

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