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0(プロローグ)
――ドックン、ドックン。
自分の心臓の音が聞こえる。
ここは学校の屋上……穏やかな風の音以外に雑音はない。だから心臓の音がハッキリと聞こえてくる。
普段は絶対に入れない場所……でもなぜかボクはこの場所にいる。
目の前には……『魔法少女』!
魔法少女は目を閉じると、ボクの肩に手をかけた。
――えっ、まっまさか……キス!?
ドクンドクンドクン……心臓の音が倍速になった。
魔法少女はつま先立ちになると、顔を寄せてきた。肩を掴まれているので身動きが取れない。
ど……
――どうしてこうなったぁああああああああっ!?
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