表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
春雷  作者: あんず小町
4/9

第1話 春 第4節 サッカーボール

第4節です。

やはり暑い!

俺は心待ちにしていた、サッカーチームの体験日になり、心がウキウキしていた。

「船に乗るわよ。」

「え?今日はサッカーの体験日じゃないの?」

そう言うと母は少し眉を下げ答えた。

「体験日よ。ただ、この島だけじゃ、人数が少ないからサッカーチームは作れないの。」

「だから、船に乗って違う島に行くのよ。」

「分かった!」

俺は期待を胸に、船に乗り込んだ。


「着いた。」

小さな小学校のグラウンドに到着した。

「あ!」

俺は知らない人の中に見知った顔を発見した。

「なお!」

1人でひたすら練習をしているなおと目があった。

「かず!」

犬がしっぽを振るかのような姿に、可愛らしいなと感じた。

「もしかして、体験?」

「あぁ、そうだ。」

「嬉しい!かずとサッカーが出来るんだね!」

笑顔で会話をしている俺を遠巻きに眺めている人達が言った。

「なぁ、あいつ。なおと喋ってる。

あんな変わり者のやつとよく喋れるよな。」

「それな。だって、この前なんか試合で負けて悔しくて泣いてたらさ、『 なんで泣くの?泣いてても強くならないよ?』って言われたんだ。」

「そんな事も言ってるのかよ、あいつ。気持ち悪い。」

俺はハッキリとした敵対意識を持った。

「なぁ、文句があるなら堂々と言えよ。陰口とかダセェぞ。」

「は?お前誰だよ。」

「俺はー、」

そう言いかけたところで、なおとの出会いを思い出し笑いが溢れる。

「何笑ってんだよ、お前。」

「というかさ、あいつが何したか知らないから言えるんだろ?あいつの目、おかしいだろ。」

「他にもあるんだぜ。例えばー、」

「黙れ。」

俺のその一言で場は沈黙に包まれた。

そよ風が俺を応援している。そんな気がした。

「弱いからって文句言うなよ、俺の相棒に。」

「ー。行こうぜ。」

「おうよ。」

なおを見ると、気にしていないようで、サッカーの練習を始めていた。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

夏休みが待ち遠しい。

次回、みかんアイス!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ